この小説、バンコクに駐在する主人公(男性)が日本にフィアンセが居ながら、現地でとある日本人女性との愛に溺れるのですが、その辺りは「なんだろうなぁ、この男は!」などと思いながら読んでいました。
その後彼女と別れ、25年後に再会するのですが、その25年間お互いずっと思い続けていたところに感動し、最後のほうでお互いに手紙を書くにですが、その内容が切なくて・・・。
お互い30代にバンコクで出会い、主人公が結婚するまでのたった4ヶ月間の付き合いだったけれど、その後25年間相手を忘れられずにいるなんてすごいなと思いました。
辻仁成の小説を読むのは2回目だったかな?かなり昔に、江國香織と合作した「冷静と情熱のあいだ」を読んで以来です。
この方の作品は、恋愛小説が多いのでしょうか?彼といえば昔「エコーズ」というバンドを組んでませんでしたっけ?それから、中山美穂の旦那さんでもありますね。
それからこの小説、台湾でも出版されているのかなと思って調べたらありました。
タイトルは・・・「再見總有一天」
で、この小説の中で「死ぬ時に、愛したことを思い出すか?愛されたことを思いだすか?」という文章があったのですが、これ五月天「如煙」に似たような歌詞がありました。
阿信も読んだのかなぁ?
阿信,你看過辻仁成的小說「再見總有一天」嗎?
書裡面有對我印象非常深刻的一部分就是‧‧‧‧
「如過世時候 有的人想起來愛過別人 有的人想起來被愛別人」
那你是哪個?