古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十七章 潮岬会合 その十四

2013年03月20日 05時39分56秒 | 古文書の初歩

 

潮岬会合「乍恐言上」第四ページ、上の画像の三~四行目

 

解読 口前御奉行様被仰付候間、其もくろみ仕御請所

    仕候処ニ下浦之猟ニ参候舩せぎ申ニ付、浦中之舩

 

読み 口前お奉行様仰付けられ候間、其のもくろみ仕りお請所

  仕え候処に、下浦の漁に参り候船せぎ申すに付き、浦中の船

 

解説 「口前御奉行様被仰付候間」・・・御口前所のお奉行様が、以前のごとくに札を入れる様仰せ付けられたので。 「其もくろミ」・・・其の計画。 「下浦の猟に参り候船」・・・上浦(田辺・御坊方面)から、下浦(串本・古座方面)へ漁をしに来た漁船。 「せぎ申に付き」・・・邪魔をするので。 「浦中の船」・・・下浦の海に出ている漁船。