古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十四章 免定 ① 其の一

2015年11月09日 06時51分58秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「免定 ① 」の第一頁、上の一~二行目まで

 

解読  免定       田並上村

     ○○より申迄三年定三ツ六分五厘

 

読み  めんじょう   田並上村

     ○○より申まで三年定め三つ六分五厘

 

解説 「免定」・・・『めんじょう』。年貢の割り当て令状の事。 「田並上村」・・・通常は「田并上村」と書くところを、何故か現在書く様に、「田並」という文字を使用しています。 次の小さい文字で書いている行は、上部が切れていますが、○のところは「午」という年が入ります。 「午より申迄」・・・安政五年(午年)より安政七年(申年)迄の三年間の事。 「三年定」・・・三年間の決定。 「三つ六分五厘」・・・「三割六分五厘」の事。