古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十四章 免定 ① 其の三

2015年11月11日 07時59分55秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「免定 ① 」第一頁、上の五~七行目

 

解読     取 百拾三石八斗四升弐合

          高 八拾三石五斗弐升壱合五夕     田畑古荒

              内畑 弐拾七石五斗六升壱合

読みは省略

 

解説は仕組みが難解で説明出来ませんので、文字の読み方のみ説明させて戴きます。 「取」・・・『とり』、年貢として藩が取る石高。「取」は読める字ではありません。高318.556石×0.35737=113.842石・・・「取」、百姓からすれば納付額となります。 「田畑古荒」・・・『たはたふるあれ』、古くて荒れた田畑については、「諸引き」と言って、年貢の対象になりません。「高」の次の「八」は見にくいので注意。 「一夕」は「一合」の十分の一で『いっせき』と読む。免定の書き方の説明はパスさせて下さい。