古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十四章 免定 ① 其の四

2015年11月12日 06時26分38秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「免定 ① 」第一頁、上の八~十一行まで

 

解読 五つ三分壱厘弐毛

    高七斗七升三合    田方山川成

    取 四斗壱升壱合

           此引免壱厘弐毛九糸余

読みは省略

説明 「解説」と言う言葉はおこがましいので、「説明」とさせて戴きます。 「五つ三分一厘二毛」とは、五割三分一厘二毛で、とれ高×0.5312と言う事。ここでは、0.773石×0.5312=取り0.4106=四捨五入して、四斗一升一合が藩の取り分になります。 「田方山川成」・・・田の現状が山や川の様に成っていて、実りが悪い状況。 「此引免」・・・此の現状に付き、減免額は、総高318.556×0.00129=0.411(四斗一升一合)となります。計算は合いますが、意味がよく解りません。