古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十八章 「乍恐奉願口上書付」 其の二十七

2016年02月01日 08時18分14秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第六ページ、上の六~七行目

 

解読 催促ニおよび可申筈ニ御座候得共、其分之

    事ニいたし置、帰り候砌、私申候ニ者、扨

読み 催促に及び申すべき筈に御座候得ども、其の分の

    事に致し置き、帰り候みぎり、私申し候には、さて

 

説明 「催促ニおよび」・・・催促をし。 「可申筈ニ御座候得共」・・・催促をする筈では御座いましたが。「候得共」・・・これもたいへん読みにくい。「得」が左右に大きく離れて書いています。左の扁が下に、右の旁が上に なっていて、とても「得」には見えません。 「其分之」・・・これも読むのは困難。 「事ニいたし置」・・・「た」は「多」の崩し字です。ここも難解。その程度の事にしておいて。 「帰り候砌」・・・帰った際。「帰」も難解。 「私申候ニ者」・・・私が言った事は。