古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十八章 「乍恐奉願口上書付」 其の五十

2016年02月24日 08時14分02秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第十一頁、上の五~六行目

 

解読 而者長々敷文面ニ相成候ニ附、乍恐

    文略仕候御取扱被為成下候御場所(ニ而)

 

読み ては、長々敷き文面に相成り候に附き、恐れながら

    文略仕り候お取扱成し下せられ候御場所(にて)

 

説明 (申し上げ奉り候)「而者」・・・申し上げ奉り候ては。丁寧文です。申し上げては。 「長々敷」・・・長々しき。長ったらしい。 「文面ニ相成り候ニ附」・・・長い文章になるので。 「乍恐」・・・恐れ乍ら。折れ目の線が入っていて、読むのは無理です。 「文略仕候御取扱」・・・文章を省略したお取扱。 「被為成下候御場所ニ而」・・・成し下せられた場所で。丁寧な言い回しです。「場所」が難解です。