古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十八章 「乍恐奉願口上書付」 其の二十八

2016年02月02日 09時28分19秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第六ページ、上の八~九行目

 

解読 ○○方ニ而借受候三両之筋爾今

    此方不得心、何方迄罷出候而も其訳可

読み ○○方にて借り受け候三両の筋、爾今

 此の方不得心、何方まで罷り出候ても、其の訳(糺すべしと)

 

説明 「○○方ニ而」・・・○○さんの所で。 「借受候三両之筋」・・・借り入れた三両の件。「受」が難解。 「爾今」・・・『じこん』。自今。今後。「爾」の崩し字は形で覚える。 最後の行は、左が少し切れていますが、ご辛抱下さい。「此方不得心」・・・こちらとしては納得出来ない。 「何方迄罷出候而も」・・・どちら様へ出て行って説明を聞いても。 「其訳可糺」・・・其の訳糺すべしと。その理由を聞き糺さねばと。