古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十八章 「乍恐奉願口上書付」 其の三十八

2016年02月12日 07時40分22秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第八ページ、上の八~九行目

 

解読 口上殊更高声ニ申候ニ附、私も生得

    気みじかき其上約束之無イ金者

 

読み 口上殊更高声に申し候に附き、私も生得

    気短き、其の上約束の無い金は

 

説明 (言葉違い候)「口上」・・・話しが違う言葉の内容。 「殊更」・・・『ことさら』。「高声ニ」・・・とりわけ大声で。 「申候ニ附」・・・大声で申したので。 「私も生得気みじかき」・・・私も生まれつき気が短い方で。 「其上約束之無イ金は」・・・「其」が無い方が文意が通ります。「気みじかき上」。 「約束之無イ金者」・・・約束の無い金は。返済条件について約束の無い金は。この辺の文意が解りにくいです。