古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十八章 「乍恐奉願口上書付」 其の三十五

2016年02月09日 07時45分20秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第八ページ、上の二~三行目

 

解読 候哉私宅前道ニ而出合、右之一条才

    楚くいたし候処、何之かのと難得其意

読み (御座)候や、私宅前道にて出合、右の一条催

    促致し候処、何のかのと其の意得難き(申し条)

説明 「候哉」・・・御座候哉。五月時分だったであろうか。「候」・「哉」共に難解です。 「私宅前道ニ而出合」・・・ここは説明不要と思います。 「右之一条」・・・右に述べた一部始終。 「才楚く」・・・「催促」の宛て字です。「楚」は変体仮名で「そ」。 「以多し候処」・・・いたし候処。 「何之かのと」・・・何やかやと。いろいろと。 「難得其意」・・・「其意」が難解です。其の意得難き。その理由が理解出来ない。文字が薄くて読めませんが。