演劇を見るのは大好きです 有名な俳優さんがでる高額なチケットも見る
地元の若者が演じる 手の届く範囲に演者が立っているのも 大好き
今回は 毎年(多分)見ているグループが なんと上越文化会館で演じるというので見ましたよ
中ホールとはいえ 大したもんだな。。
年に一度くらいは なにかしらを見に来る 中ホール
こじんまりですが レンガの壁が印象的!
まずは 上越演劇集団 ゴーストハート 招かれざる客
男性お二人での公演 この二人は前からずっと見ていた 成長を見守る親戚のおばちゃんという心境
内容は・・・借金の取り立てに苦しむ青年の元に ある男がやってきた 借金取りと思ったら・・・兄だった
10年以上も会っていないが兄だ そして男は青年の借金を払ってくれるという。。
誤解から憶測 そしてそこからの大どんでん返し。。。 最後はほっこり笑顔という物語
二人の掛け合いだけで進行する物語 お笑い芸人さんのコントのような劇でした
二つ目 わたなべかすみプロジェクト 駆け込み訴え
女性ひとりでの朗読劇 会場はうすぐらく ちいさな卓上ライトだけでの朗読劇
太宰治作品 男が男を愛するという 愛憎劇でした
私は初めて知る作品で 一度聞いただけではまったくわかりませんでした
ユダとキリスト・・・・この名前だけはっきりと聞こえてきました
太宰治が酒を飲み 酔っぱらいながらも 蚕が糸を吐くように語られた物語を
妻が書き留めたのだそうです 興味が湧きました 読んでみよう
最後は STAG D 簡略ベニスの商人 朗読劇
シェークスピア作のベニスの商人 子どもの頃国語の教科書?に載っていたような
あの 有名な場面だけ記憶にある 借金が払えなければ肉一ポンドをもらうぞ
肉を切るならそれも良し しかし 血は一滴たりとも流すな! ここしか覚えていなかった
物語はもっと深く 残酷で 差別に満ちていた・・・ような気がする
原作は喜劇だとか。。 日本では悲劇として演じられることが多いらしい
最初から引き込まれました 役者さんたちの力 凄いわ 素晴らしかった
もう一度 本を読み直さないと肝心なところは判らないのですが・・・・
宗教は人の心を救い 人々の生活を律するものであるはずなのに 人と人を対立させるものでもあるのか!
私は日本人で 浄土真宗でよかったなあ 2000年も争うのはいやだな と思いました
借金 愛憎 約束は守ろう ユダとキリスト 大どんでん返しありの人生 そんな共通点でつないだのかな?
いやあ 皆さん熱演で見ごたえありました 席もゆったり 休憩もあり 良かったです。。