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葵徳川三代 第02回 秀吉の遺言

2012-01-08 17:59:47 | 葵徳川三代(2000)
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■冒頭解説

水戸の屋敷で、中村梅雀演じる光圀が、家来の介三郎(浅利香津代)、覚兵衛(鷲尾真知子)を伴い、真実に光をあてて歴史の解説を試みようとしている。
いわく、勝者の歴史だけが残り敗者の歴史は葬り去られる。「つらつら思んみるに」(頻繁に出てくる台詞)歴史の書物は嘘だらけ、穴だらけだ。そこれで自分が不偏不党にして曇りのない歴史をこの世に残すのだ、という。例えば、光圀は、三成を逆賊というが、三成から見れば家康が逆賊であろう、と言った調子で、徳川家の人間であるにもかかわらず、神君家康公をも断罪することもある。それに対し、藩士、つまり体制下の人である、介さん、覚さんがたじろぐ。この構図がこの先も続く。

光圀:中村梅雀
佐々介三郎:浅利香津代
安積覚兵衛:鷲尾真知子

お話の上では第1回。1598年8月、豊臣秀吉が亡くなった。石田三成(江守徹)は、万事は秀吉の遺言の通り、五大老、五奉行が政務を見るから心配ないと淀殿(小川真由美)に語るが、誰もが五大老の中でひときわ抜きん出た存在である家康の出方を懸念している。

秀吉の死は当分の間秘密だったのだが、三成より知らされた家康は、息子秀忠に直ちに江戸へ戻って軍備を整えるよう命令する。備えあれば憂いなし、と。

秀吉の死が秘密にされたのは、なによりもまず、前年に始まっていた朝鮮との戦を終結させ、兵を引き上げなければならなかったからだった。秀吉が亡くなった頃、朝鮮半島ではいわゆる慶長の役の真っ最中。10月、前田利家(北村和夫)、徳川家康(津川雅彦)は、秀吉の喪を秘めたまま、朝鮮からの兵を撤収するよう毛利輝元、石田三成、長束正家(黒沢年男)を博多に送る。博多では、朝鮮から戻った加藤清正(苅谷俊介)、黒田長政(山下真司)、藤堂高虎(田村亮)ら(多くはいわゆる武断派)が三成を嫌悪していることが明らかとなる。


一方大坂では、淀殿、秀頼親子は伏見城から大坂城に入り、ねね(草笛光子)は大坂城西の丸に入る。家康は秀吉の葬儀の喪主は秀頼幼少のため、ねねにすべきといい、もし秀頼ならば三成ではなく自分が後見となるという。淀殿は、家康の増長を嫌い、三成に一歩も引くなと激を飛ばす。

家康はその頃、伊達政宗、福島正則など諸大名との縁組に余念がない。しかし諸大名間の婚姻は秀吉存命中から許可を得る必要があった。家康はそれを守る気はないどころか、大坂方を刺激しようとしていわば確信犯的に行動する。三成、長束らのいわゆる文治派は、それを咎めるが、家康は、忘れていた、世話人の今井宗薫が届けを出していなかったのだ、という。



■史実まわり
秀吉が没したのは、1598年8月。関ヶ原の戦いは、1600年9月。だから、秀吉没すから、その時歴史が動いた、までは正味2年。

タイムライン:秀吉没す~関ヶ原へ





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