用之必勝!?

偏ってますけど、反面、何でも「あり」ってこってす。 ぽりしぃ薄いッスけど、とりあえず、「横浜」贔屓です。

その言葉の重さ...

2011年04月03日 12時25分17秒 | 放射能?
 テレビ朝日のサンデーフロントラインなる番組を視聴した。
 日曜の朝の過ごし方は、特に決めていない。 異様に早起きのこともあるが、大抵はこの時間帯まで寝入っていることでもあるし...。
 今朝はピットから流出してる「水」の対策がどーなったのか見そびれたのが気になって...いた割には、寝入っていた方だと思う。
 結果、コンクリート注入ごときで止められる話ではなかった様子だが、1分でも1秒でも早く止めて欲しいものだ。
 小宮さんや姜さんの話だと、「漏れている」という言葉の響きに反して、工場廃水処理よろしくドウと流れ出ているとのことでもあるし...。

 ちなみに、この番組の特集の中で、福島第一原発で作業している東電の外注に当たる会社の社長さんの話があった。
 彼自身は、原発内で作業に従事しているのかどうかは分らなかったが、社員を送り出している立場の人間として、作業員と同じ環境に身を置き、作業をバックアップしているだろうことは、十分に伝わってきた。
 例えば、彼らに関して、以下のような報道があったりするが...

「原発作業員は英雄」と米紙
2011.3.26 10:42 msn産経ニュース
 25日付の米紙USAトゥデーは「原発にヒーロー(英雄)が現れた」との見出しとともに、1面で福島第1原発で放射性物質の封じ込めなどに当たっている作業員や自衛隊員らをたたえた。
 インターネット上では「日本でもっと注目されるべきだ」との声も出ている。
 同紙は作業員らについて「見えない放射線にさらされながら、精いっぱい働いている」と写真付きで紹介。「彼らは疑いなく英雄の定義に当てはまる」と称賛する原発専門家の意見を伝えた。
 1人当たりの被ばく量を下げるため、多くの作業員が必要になるなどの課題も示した。(共同)

こういった論調に対して、彼の発する言葉は重かった。

 確かに自身の自宅も第一原発から3Kmほどの場所にある。
 自身の生活も原発なしには考えられない。
 自宅近隣の爺さん婆さんに話を聞かれれば、常に繰り返していた言葉がある。
 「原発というものは、決められたことを、キッチリ守って運用していれば、安全なものなんだよ。」
 「そんなに怖いものだったら、俺だってこんな近くに住めないよ。」
 そうしてきた自身に対して、彼は涙ながらに、こう口にした...。

 俺は単なる嘘つきだった。
 ヒーローになんかなりたくて、こうしてるんじゃない。
 せめてもの罪滅ぼしに、原発を何とかしなきゃならないんだ!

個別に騒いで欲しくないんだけどね...

2011年04月03日 10時05分24秒 | 放射能?
放射性物質予測、公表自粛を 気象学会要請に戸惑う会員(朝日新聞) - goo ニュース

2011年4月2日(土)19:25
 福島第一原発の事故を受け、日本気象学会が会員の研究者らに、大気中に拡散する放射性物質の影響を予測した研究成果の公表を自粛するよう求める通知を出していたことが分かった。自由な研究活動や、重要な防災情報の発信を妨げる恐れがあり、波紋が広がっている。

 文書は3月18日付で、学会ホームページに掲載した。新野宏理事長(東京大教授)名で「学会の関係者が不確実性を伴う情報を提供することは、徒(いたずら)に国の防災対策に関する情報を混乱させる」「防災対策の基本は、信頼できる単一の情報に基づいて行動すること」などと書かれている。

 新野さんによると、事故発生後、大気中の放射性物質の広がりをコンピューターで解析して予測しようとする動きが会員の間で広まったことを危惧し、文書を出した。

 情報公開を抑える文書には不満も広まり、ネット上では「学者の言葉ではない」「時代錯誤」などとする批判が相次いだ。「研究をやめないといけないのか」など、会員からの問い合わせを受けた新野さんは「研究は大切だが、放射性物質の拡散に特化して作った予測方法ではない。社会的影響もあるので、政府が出すべきだと思う」と話す。

 だが、今回の原発事故では、原子力安全委員会によるSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測)の試算の発表は遅すぎた。震災発生から10日以上たった23日に発表したときには、国民に不安が広まっていた。

 気象学会員でもある山形俊男東京大理学部長は「学問は自由なもの。文書を見たときは、少し怖い感じがした」と話す。「ただ、国民の不安をあおるのもよくない。英知を集めて研究し、政府に対しても適切に助言をするべきだ」

 火山防災に携わってきた小山真人静岡大教授は、かつて雲仙岳の噴火で火砕流の危険を伝えることに失敗した経験をふまえ、「通知は『パニック神話』に侵されている。住民は複数の情報を得て、初めて安心したり、避難行動をしたりする。トップが情報統制を命じるのは、学会の自殺宣言に等しい」と話している。(鈴木彩子、木村俊介)

 「研究」なんぞについぞ縁がないんで、とんちんかんなこと言うかもしれないけど、「研究者の作業」なんてのは「仮説」-「実証」の繰り返しなんじゃないの?
 未知の領域に関して「仮説」が「仮説」の域を出ないのは織り込み済みだし、どんなことでも「起こり得る」前提なしには、「発見」があり得ないのも当たり前と思う。
 その意味じゃ、何でもかんでも情報公開すりゃイイとする考え方には組みせないけど、逆にデータ揃えて、きっちり公開してみたところで、我々一般人からすれば、ちんぷんかんぷんだったりして、場合によっては、言葉尻だけが独り歩きして、状況としては同じだ...なんてことも、ありそうな話だ。

 一つだけ言えるのは、原子力だの核だのって、事実上「未知の領域」が広過ぎるんじゃないのか!?ってこと...。
 何度も書いてるけど、どんなお偉い学者さんも、福島の話に関しては、責任取り切れる話の域を、どうしたってはみ出しちゃうんでしょ?
 学問は自由!を標榜するんは結構なんだけど、その熱心な研究熱が、人の制御の手からはみ出す鬼っ子生み出してる点には、人として配慮があってイイと思う。

 できるもんなら「俺が理解できる」レベルで、情報統一して公開してくれ!!ってんだよっ!