用之必勝!?

偏ってますけど、反面、何でも「あり」ってこってす。 ぽりしぃ薄いッスけど、とりあえず、「横浜」贔屓です。

昇華とかって言い放ってみる?

2011年04月26日 20時51分03秒 | 放射能?
 原子力の時代終了ではなく、復活させるべき時 FT社説(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース

2011年4月26日(火)18:06
 今週はまたしても、原子力産業にとってはまた良くない1週間になる。日本の福島第一原発から放射性物質の漏洩が続いている上に、26日はウクライナのチェルノブイリ原発事故から25年。反原発活動家たちは勢いづいている。例えば週末には9人のノーベル平和賞受賞者が、世界中の人たちが「今より平和で安全な状態で暮らせる」よう、原発の段階的廃止を求める書簡を各国政府首脳に送っていた。
 しかし現実的には、原子力のない世界は、原子力のある世界よりも安全なわけではない。世界中の電力の14%は原発で作られている。エネルギー市場にひどい不安定や電力不足を引き起こすリスクを伴わない形で、化石燃料や代替可能エネルギーでこの不足分を埋めるのは、当分は不可能だ。単純に言えば、われわれは多様なエネルギーの供給源を必要としていて、その中には原子力も含まれる。
 こと安全性について原子力は否応なく、ほかのエネルギー源とは異なる基準で判断される。原子力の時代が広島で爆発的に始まって以来、人間は核分裂の破壊力を恐れ、音もなく静かに迫りくる放射線汚染を恐れてきた。
 しかし、原子力の時代が始まってから原子力エネルギーで死亡ないしは負傷した人の数は、鉱石採掘から燃料精製、発電所による放射線汚染に至るまで、石炭や石油や天然ガスを燃やしたことによる死傷者数よりもケタ違いに少ないのだ。仮に、炭素燃料がもたらす気候変動による2次的影響(これは論争の的となっている)を無視したとしても、同様だ。
 政治家は、原子力を恐れる国民感情を尊重しなくてはならない。チェルノブイリの放射性降下物による長期的な影響には、どこかおぞましいものがある。たとえば現場から2000キロ離れたイギリスの一部地域では今も、農家が羊を自由に移動させられない。そして悲しいことに、福島第一原発から数キロ圏内に住む人たちはこれから何年も、元通りの生活には戻れないかもしれないのだ。
 ゆえに、世界各国の政府が福島の事故に対応して原発増設計画を一時停止し、既存の原子炉の安全性を再確認したのは正しかった。ただし、巨大地震に津波という特殊状況が北ヨーロッパで起きる可能性はほとんどないのに、ドイツが原発7基の一時停止を命じたのは、行き過ぎだった。
 福島で起きた事態を顧みるに、原発施設の確認作業は形ばかりのジェスチャーではなく、中身のある本当の点検作業でなくてはならない。しかしだからといって、政治家がエネルギー政策にとって不可欠だが難しい決断をしなくて済むよう、いたずらに確認作業を長引かせてはならない。
 不幸なことに、今の原子力発電のほとんどの設備は古いままだ。なぜかというと1979年のスリーマイル島事故に続いたチェルノブイリ事故のせいで、新規原子炉の承認と建設が何年も凍結されたからだ。世界の原発施設の相当数は、20世紀半ばの防衛産業で生まれた設計に基づき20年以上前に建設されたものだ。
 アレバの欧州加圧水型炉(EPR)やウェスティングハウスの軽水炉AP1000など、現在の「第3世代」原子炉は、受動冷却システムなどの安全装置を備えた設計になっている。こうした装置があれば、津波の後に福島第一原発を破壊した深刻な温度上昇をほぼ確実に防げたはずだ。
 しかしこうした設計は完璧からはほど遠く、将来に向けてもっと優れた原子炉(例えば、ウラン燃料ではなくトリウム燃料を使う原子炉や、地下深くで稼働する原子炉など)を開発するには、さらなる研究が必要だ。
 そして言うまでもなく、原子炉の安全性以外にも対応しなくてはならない問題がある。放射性廃棄物の長期的な貯蔵や処分は、その最たるものだ。
  チェルノブイリが過去四半世紀にわたり原子力技術の発展を凍結してきたと同じくらい効果的に、フクシマが今後の技術発展を凍結させるなら、それこそが世界に対してひどい遺産を残すことになる。

 やっぱり「湯水の如く消費する」ことが「豊かさ」という発想なんだろうな。 需要がある以上、供給側が手を休める訳にはいかない!ってな使命感も手伝ってるんだろうけど、原発止めたら別の供給元を設けないといけないって理屈自体が「おこがましい」と言えなくないか? 「クリーンエネルギー」の延長線上に原発があることからして、現状と照らしたらおかしな話と化しているが、今回の震災がなければ、特に不自然とも思わなかったろう。 その辺、基本的な「感覚」が麻痺していると言わざるを得ない。
 その意味では、原発と他の発電方法との「危険度」に優劣をつけたところで、あまり意味のある話とは思えない。 Co2削減の目標から考えれば、火力発電所がいらない理屈になるのは「理解している」のだから.....。
 とは言っても、ここまでドップリ電気に頼って暮らしている以上、電気なしの生活なんか、自身とても想像できない。 消極的ではあるが「なるべく使わない」目標設定くらいが関の山だ。
 ただ、福島の事故が今後の世界に対する「負の遺産」だとする決めつけには、どうにも納得がいかない。

この姿勢が大事と思う

2011年04月26日 08時26分51秒 | 放射能?
 汚染水濃度、1か月前の250倍…4号機地下(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月25日(月)20:57
 福島第一原子力発電所の4号機タービン建屋地下の汚染水について、東京電力は25日、約1か月前に比べ、放射性セシウムで250倍の高濃度になっていることを、事故対策統合本部の記者会見で公表した。
 3号機タービン建屋から流入している可能性がある。水位も上昇しつつあり、原子炉の安定冷却に向けた工程に影響を及ぼす恐れがある。
 東電は21日に、4号機タービン建屋地下の汚染水を採取し、放射性物質の濃度を測定した。通常運転時の炉水の10倍の濃度の放射性ヨウ素や、ヨウ素濃度を上回る放射性セシウムなどを検出。3月24日に同じ場所で採取した汚染水と比べると、長期にわたり高い放射線を出すセシウム134が7800ベクレル、同137も8100ベクレルで、それぞれ約250倍に濃度が上昇していた。また放射性ヨウ素131も約12倍だった。
 建屋地下の水位は徐々に上昇しており、4月25日午前11時で、床から最大1・15メートルの水深が計測されるなど、前日に比べて5センチ上昇。1週間前に比べて15センチも増えるなど、水量全体も増加しつつあるという。
 また、3号機タービン建屋地下の高濃度汚染水についても、改めて2か所で濃度を調べ直したところ、1か月前に比べて1・5~2倍以上になっていた。

 公表される数値に一喜一憂しても、素人の手に負える話じゃなし、遅い!との批判を脇によけても、とにかくこの姿勢を評価しよう!
 細野補佐官「東電は大きな判断やりにくい会社」(読売新聞) - goo ニュース

2011年4月26日(火)01:22
 政府と東京電力、原子力安全委員会などでつくる福島原子力発電所事故対策統合本部(本部長=菅首相)は25日、これまで東電や経済産業省原子力安全・保安院で別々に行っていた会見を一本化し、初の共同記者会見を開いた。
 会見は、事故当初の政府や東電の対応を巡る質問が相次ぎ、4時間近く続いた。
 統合本部事務局長の細野豪志首相補佐官は、福島第一原発1号機で3月12日に行われた放射性物質を含む蒸気を放出するベントを巡り、「政府としては11日夜にはベント実施の腹を決めたが(東電が)なかなか実施しなかったので、午前6時50分に命令に切り替えた」と説明。「電力供給という(日々あまり変化がない)ルーチンワークに慣れた会社なので、何か大きな判断が若干、やりにくい会社なのかなと感じていた」と、東電の動きが鈍かったことを指摘した。

 この会見受けてだったのかどーか知らんけど、東電社長は参院予算委員会で、ベントが遅れた理由を説明してたし、ばらばらに会見して、それぞれ都合のイイこと言い放つばかりだったのと比べれば、格段の進歩だと思う。 先に書いた通り「遅い」けど.....。
 どーせなら、きっちり翻訳して、多国語の会見にできるともっとイイ。 日本語ってニュアンスで受け止められ方がずい分異なる言葉だし、会見聞いた向こうの人間が翻訳するより、公表することを伝える側の意思をもって伝えた方が、より正確であるのは言うまでもない。 最低限英語による会見は必須と思う。