農産物出荷規制、市町村単位に 3週間基準下回れば解除(朝日新聞) - goo ニュース
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新たな実施方法は(1)出荷制限の決定・解除の対象区域を市町村単位で指定できるようにする(2)検査で3週連続して放射性物質が国の暫定基準値を下回った品目や区域は解除できる――の2点。ただ、解除した場合でも原発事故による放射能漏れが続いている場合は引き続き毎週検査を続ける。
また、枝野氏は新たな基準に沿って千葉県知事に対し、県内の一部市町産の野菜について当分の間、出荷制限するよう指示したと発表した。新たに対象となるのは、千葉県香取市と多古町産のホウレンソウ、千葉県旭市産のホウレンソウ、チンゲンサイ、春菊、サンチュ、セロリ、パセリ。3月25~31日に国の暫定基準値を上回る放射性物質が検出されたとしている。
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「暫定」基準とは、便利な言葉を利用するものだ。
いつでも基準を上げられるし、どんな場合にも「暫定ですから...」で説明がつく。
世に言う「官僚体質」そのものと思わざるを得ない。
冷却機能を回復させるためには、汚染水を別の場所に置いておく必要があるから、比較的濃度の低い水を海に「捨てざるを得ない」として作業が進められている。
汚染水が流出している件は、どこから水が流れ込んでいるものか、まったく見当が付いていないと聞く。
事態収拾への「長期化」は避けられず、不測の事態の多発から、漏れ出す放射線の「垂れ流し」状態も続く。
30Kmの「屋内退避」...自主避難勧告地域については、そのままで良しとしているのか?判断がつかないのか?判然としない。
エリアを広げるのであれば、1分1秒を争う事態と考えるが、国も東電も動きは緩慢だ。
そのままで良いというのであれば、その論拠をキッチリ示した上で、自主避難の判断材料を示すべきだろ!?
風評被害は問題だが、もう一点考えたいのは、人間の受け止める「感覚」についてだ。
例えば、ドイツやイタリアから食材輸入をしている際に、フランスの原発で事故が発生したら、我々はどう対応するか?...といった話。
仮に300Km離れた場所で採れた野菜であっても、近隣諸国で発生した原発事故を、まったく気にしないでいられるだろうか?
しないよりゃした方が良いのは言うまでもないが、地域を細分化したところで、根っこの原発事故が片付かない限り、「福島」も「東北」も「北関東」も風評被害に曝される状況に変化ないように思える。
...長いスパンで見なけりゃならん...
頭で理解できても、東電やら国やらの対応がここまで信用置けない状況だと、何か言いたくなって、居ても立ってもいられなくなる。
汚染された食品は、出荷「停止」されている。
つまり、店頭に並ぶはずがない!
ちょっとは信じて、ごく当たり前の生活を心がけるようしないといけないんだろね...。
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2011年4月4日(月)16:56
枝野幸男官房長官は4日の記者会見で、福島第一原子力発電所の放射能漏れを受けて、都道府県単位で実施してきた農産物の出荷制限や解除の実施方法を見直すと発表した。新たな実施方法は(1)出荷制限の決定・解除の対象区域を市町村単位で指定できるようにする(2)検査で3週連続して放射性物質が国の暫定基準値を下回った品目や区域は解除できる――の2点。ただ、解除した場合でも原発事故による放射能漏れが続いている場合は引き続き毎週検査を続ける。
また、枝野氏は新たな基準に沿って千葉県知事に対し、県内の一部市町産の野菜について当分の間、出荷制限するよう指示したと発表した。新たに対象となるのは、千葉県香取市と多古町産のホウレンソウ、千葉県旭市産のホウレンソウ、チンゲンサイ、春菊、サンチュ、セロリ、パセリ。3月25~31日に国の暫定基準値を上回る放射性物質が検出されたとしている。
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「暫定」基準とは、便利な言葉を利用するものだ。
いつでも基準を上げられるし、どんな場合にも「暫定ですから...」で説明がつく。
世に言う「官僚体質」そのものと思わざるを得ない。
冷却機能を回復させるためには、汚染水を別の場所に置いておく必要があるから、比較的濃度の低い水を海に「捨てざるを得ない」として作業が進められている。
汚染水が流出している件は、どこから水が流れ込んでいるものか、まったく見当が付いていないと聞く。
事態収拾への「長期化」は避けられず、不測の事態の多発から、漏れ出す放射線の「垂れ流し」状態も続く。
30Kmの「屋内退避」...自主避難勧告地域については、そのままで良しとしているのか?判断がつかないのか?判然としない。
エリアを広げるのであれば、1分1秒を争う事態と考えるが、国も東電も動きは緩慢だ。
そのままで良いというのであれば、その論拠をキッチリ示した上で、自主避難の判断材料を示すべきだろ!?
風評被害は問題だが、もう一点考えたいのは、人間の受け止める「感覚」についてだ。
例えば、ドイツやイタリアから食材輸入をしている際に、フランスの原発で事故が発生したら、我々はどう対応するか?...といった話。
仮に300Km離れた場所で採れた野菜であっても、近隣諸国で発生した原発事故を、まったく気にしないでいられるだろうか?
しないよりゃした方が良いのは言うまでもないが、地域を細分化したところで、根っこの原発事故が片付かない限り、「福島」も「東北」も「北関東」も風評被害に曝される状況に変化ないように思える。
...長いスパンで見なけりゃならん...
頭で理解できても、東電やら国やらの対応がここまで信用置けない状況だと、何か言いたくなって、居ても立ってもいられなくなる。
汚染された食品は、出荷「停止」されている。
つまり、店頭に並ぶはずがない!
ちょっとは信じて、ごく当たり前の生活を心がけるようしないといけないんだろね...。