山から帰って来て、まだ山の余韻が尾を引いています。次回の山行へ思いを巡らしたり、山の本を再読したり。
手元に本の名に”百”を冠した本が3冊あります。深田久弥著「日本百名山」は当然のこととして、他に岩崎元郎著「ぼくの新日本百名山」と小林泰彦著「日本百低山」です。「日本百低山」の著者小林泰彦は、「本は寝ころんで」などの著作で知られる、あの小林信彦の弟で、この本はクラスメイトBさんの夫さんからの情報で買いました。山毎に色彩豊かなイラストが挿入されていて、簡単な地図や情報も載り、文庫にしては少しお高く、値段は1190円(本体)です。この本に載った山に幾つ行ったか調べたら、26座ありました。
「新日本百名山」の著者岩崎さんは、はじめにで≪深田久弥さんの『日本百名山』は日本を代表する百山であることに異論はない。しかし、チャレンジできるのは、山を知り己を知り、自らに太鼓判を押し得た人だけである。(中略)僕なりの百名山を選ぶにあたっては、全国47都道府県から必ず1山、登りやすい山を選ぶことにした。それから、山が好きというなら、ちょっとがんばってこの山だけは登っておいたらいかが、というオススメの山を選んだ≫とあるように、登り易いという基準を中心に選定した事が分かります。
私が行ってきた常念岳→大天井岳→燕岳について、常念岳のみが「日本百名山」に載り、燕岳のみが「新日本百名山」にのっています。(写真再掲:見た目はもっと白い花崗岩の燕岳)
その燕岳を紹介するにあたって、
≪登山口には天下の名湯、中房温泉があり、コースが拓かれている合戦尾根は北アルプス3大急登のひとつに数えられているとはいえ、危険個所はなく、ゆっくり登っていけばだれだって、山頂に立って快哉を叫べるはず。(中略)登れば燕山荘が出迎えてくれる。北アルプスを体験するのにはこの山ほど安心な山はないと思う≫と強く登山を推奨しています。
その通りだと思ます。常念岳への片思いを少し反省しています・・・。特にゆっくり登れば誰でも山頂に到達できるとの文章は全くその通りだと思います。超ゆっくりのペースで登る事がポイントで、この登山路は50分の歩みを6本繰り返せば山頂に到達可能。地元の中学生が必ず登山を経験させられるのも頷けます。山頂到達の暁には槍ヶ岳をはじめとする広大な風景と、燕山荘の温かいもてなしが待っています。(写真:花崗岩のガレバに群生するコマクサ)
この3冊の本を参考にもう少し山登りを続けられればと思う一方、今回の山行を終え、岩崎さんの本を読んで、表銀座コースを経由しての槍ヶ岳を目指したいとの思いが強くなりました。
手元に本の名に”百”を冠した本が3冊あります。深田久弥著「日本百名山」は当然のこととして、他に岩崎元郎著「ぼくの新日本百名山」と小林泰彦著「日本百低山」です。「日本百低山」の著者小林泰彦は、「本は寝ころんで」などの著作で知られる、あの小林信彦の弟で、この本はクラスメイトBさんの夫さんからの情報で買いました。山毎に色彩豊かなイラストが挿入されていて、簡単な地図や情報も載り、文庫にしては少しお高く、値段は1190円(本体)です。この本に載った山に幾つ行ったか調べたら、26座ありました。
「新日本百名山」の著者岩崎さんは、はじめにで≪深田久弥さんの『日本百名山』は日本を代表する百山であることに異論はない。しかし、チャレンジできるのは、山を知り己を知り、自らに太鼓判を押し得た人だけである。(中略)僕なりの百名山を選ぶにあたっては、全国47都道府県から必ず1山、登りやすい山を選ぶことにした。それから、山が好きというなら、ちょっとがんばってこの山だけは登っておいたらいかが、というオススメの山を選んだ≫とあるように、登り易いという基準を中心に選定した事が分かります。
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≪登山口には天下の名湯、中房温泉があり、コースが拓かれている合戦尾根は北アルプス3大急登のひとつに数えられているとはいえ、危険個所はなく、ゆっくり登っていけばだれだって、山頂に立って快哉を叫べるはず。(中略)登れば燕山荘が出迎えてくれる。北アルプスを体験するのにはこの山ほど安心な山はないと思う≫と強く登山を推奨しています。
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この3冊の本を参考にもう少し山登りを続けられればと思う一方、今回の山行を終え、岩崎さんの本を読んで、表銀座コースを経由しての槍ヶ岳を目指したいとの思いが強くなりました。