マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

キャメロンハイランドでのハイキング(マレーシアレポート その3)

2012年03月13日 | 

 再びキャメロンハイランドの日々を綴ります。
 キャメロンハイランド滞在4日目の2月2日(木)、早朝タナ・ラタの広場に20数名の有志が参集。隣町ブリンチャンにある、美味しい肉まんを食べさせる屋台目指して出発しました。ハイキングと呼ぶのは些か乱暴な言い方かもしれませんが、緩やかな上りとはいえ、片道1時間以上の道のりの往復。ハイキングの様でした。
 先頭を行く道案内の女性の歩みは非常に速く、この方に追いついて行くのが大変です。足には自信のある私は、その女性の足の発達した筋肉を見て興味を覚え、並んで歩きながら色々聞き出すと、毎日この5Km以上のこのコースを散策してブリンチャンの屋台に至り、朝食後再び歩いてタナ・ラタまで戻って来て、その後は読書三昧。ドイツでのバック・パックの経験もあると語ります。足の筋力が目立つのも無べなるかな。ここキャメロンで会う日本人にはエネルギッシュに活動している人が多いのです。



 その彼女が先頭で到着したのが、名前は忘れましたが中国食を提供する屋台。朝早くから営業しています。この辺りで生活する人々は、食事は作るより外食にすることが多い様で、それもあってか早朝からの営業開始です。私はラーメンを食しました。スープが薄味のラーメンで、この数日間脂っこい中華料理を食べていましたから、非常に有難い味で、お値段は2リンギット(52円)。おかゆは食べませんでしたが、これも2リンギットほど。名物の肉まんは5キロメートルもの距離を歩いて食べにやってくるに相応しい味。キャメロンハイランド滞在中で一番印象に残る食べ物でした。(写真:屋台中心のお店)


        (シンプルなラーメン



 翌2月3日(金)、この日がキャメロンクラブ山岳部主催のハイキングです。早朝8時過ぎ、広場に23名が集合。山岳部の方からの印刷物や地図が配布され、諸注意の後入念な準備運動でいざ出発。目指すは標高1551mのプーダー山です。今回の登山は初心者入門的山登りで、高低差もあまりありません。狙いはキャメロンハイランドの自然に慣れる事と密林初体験にありました。一番大事な注意点は列から離れ密林に迷い込んでしまわないこと。過去に遭難騒ぎとなって地元に迷惑を賭けた例もあるらしく、それもあってか歩みはゆったりとして、頂上までの1時間半の間に2回ほど休憩を入れました。(写真:入念な準備運動)



 10時15分、山頂到着。遥かかなたにブリンチャン山は望めますが頂上は雲の中。有名な”月光荘”の屋根が見渡せます。(この月光荘では、タイのシルク王と呼ばれたアメリカ人大富豪ジム・トンプソンの失踪事件が起こり、松本清張は”熱い絹”と題するミステリーを書きましたが、それについては次回のブログで)。(写真:山頂で憩う人々)






 下山途中、現地人の住むとある村を通ると、翩翻と色取り取りの洗濯物が翻ります。現地人の姿は見えねど、彼らの日常生活を垣間見た様な気がして、現地人が身近に感じられました。
 この日は2時間10分の徒歩で、タナ・ラタへと戻って来ました。(写真:下山途中にあった現地人の集落)