大晦日の昨夜は、前年と同じように、自宅から徒歩10分ほどの距離にある「徳源禅院」へ。母の実家の菩提寺である。23時40分着。ほどなく、御住職の読経が始まり、私も本堂へ。用意されてある「檀信徒勤行聖典」を頼りにお参りの方々16名ともどもお経をあげる。数分のお経の後、御本尊を拝ませて頂く。
その後、鐘楼へ。御住職がまず除夜の鐘を撞く。その後私たち一般の参詣者が。この間、御住職はずうっとお経を上げ、鐘を撞く一人一人に挨拶を返して下さる。私は10数番目の打鐘。ラジオ体操終了後ここを朝7時に通過する日には毎回聞いている大きな鐘の音。それを思い出し、私も大きな音の鐘を撞いた。そのご御住職のご内儀と思われる方から「甘酒をどうぞ」と案内されて、頂いた甘酒が嬉しかった。甘酒を頂いてご内儀に聞いた。「御住職はあの様にずうっと立っていらっしゃるのですか」と。御内儀答えて曰く「108人の方が撞かれるまではあそこでお経を上げ続けます」と。すべての対応の温かさに新年早々、快い気持ちを抱いて門を出ると時刻は0時5分。2年参りとなっていた。
続いて吉祥寺へ。ここでは打鐘を待つ人の長蛇の列。私たちが初めてここで除夜の鐘を撞いた数年前は10名くらいの人数だったのに、その増加ぶりに驚かされる。列の最後には”12時で受け付けは終了しました”と書かれた紙を背にする方がいて、既に受け付け終了。私はここでは本堂へのお参りだけで済ませた。
その後、天祖神社・富士神社へのお参りをして1時帰宅。この間に新年のご挨拶を交わす方6名。地元での初詣はかくて終了。 朝6時40分に富士前福寿会々長の小林さんと、我がマンション前で合流し、屋上へ。御酒を頂きながら初日の出を待つと、6時49分、浅草方面から初陽が昇った。残念ながら富士は霞んで見えるだけだったが、東京スカイツリーも間近に感じられるほどの快晴の元旦だった。