今日1月25日(土)、「源氏物語を楽しむ会」は最終回を迎え、駒込地域活動センターでの学習の後、午後からは蕎麦処「玉江」での打ち上げ会。楽しく、美味しいフィナーレで幕を閉じた。
思い起こせば丁度7年前の1月、最初の会は、豊島区の「日出小学校」旧校舎を利用して行われた。以来その開催は140回を超えた。この会の講師の家人は、毎回熱心に、10ページを超える教材を作成し、熱の入った語りと和気藹々とした雰囲気の中で、文字通り、皆さん「源氏物語」を楽しんで来たのだった。
途中から、開催場所が「日出小学校」から「駒込地域センター」に変わったり、『源氏物語』の読み合わせ以外に『平家物語』が加わったりし、私はそこからの参加だった。5年前に、家人が癌の手術を余儀なくされた時が、会続行の最大のピンチだったが、無事復帰し、今日の日を迎えることが出来た。
既に『源氏物語』は終了していて、今日は『平家物語』の「岩波文庫本」最終[女院死去]。”・・・みな往生の素懐をとげけるとぞ聞えし”で読み合わせを終えた。「楽しむ会」はこれをもって幕となったが、今後は隔月の『伊勢物語』。源氏の会の皆さん、こちらの会にも参加となるので、今後も同じメンバーの顔合わせなのだが、”ここまで長い間御苦労さま”の意味を込めての打ち上げ会開催だった。すぐ傍での観察者でもあった私から見て、会開催に向けての準備が、闘病の日々の生き甲斐に思え、熱心な”生徒”さんへの語りでは、現役時代にも増して、教える楽しさを実感している様にも見えた。
最近は毎年4月の例会後は花見の宴。一昨年の六義園、昨年の染井に続いて、今年は3月29日に小石川植物園で。今日の参加者13名全員が参加希望との事で、準備役の私も気合いが入って来ている。