「いい日旅立ち」の2番”~~あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる~~”ではないが、旅は宝探し。見知らぬ風景に出会い感動する事もあれば、未知なることに遭遇し、新たな知識を得ることもある。その土地の人情に触れ思い出の一コマとなることもある。今回の旅行記で書きもらした3点を書き加えておきたい。 ①天橋立
松島・宮島と並ぶ日本三景の一つで、いずれも背景は海。江戸時代、山は未だ鑑賞対象ではなかったのだろう、海のみセレクトされている。私的には尾瀬ヶ原から眺める山岳風景や、常念岳から見た槍ヶ岳に連なる連峰・トムラウシの五色ヶ原などを日本三大風景に挙げたいが・・・。
その天橋立は、遠方から眺めると、海に浮かぶ細い紐のように見える。いつ頃からこの様な風景が形成されたかは知らない。歩いてみると、狭いところでは幅20m足らずで、標高は1mくらいである、長さ2キロ強の細道。よくもこのようなか細い道が永い間存続し続けて来たなと、そのこと驚く。そこから宮津湾側を眺めると、海が実に美しい。水が澄み、青色の海である。砂浜から遥か彼方に日本海の水平線を眺めた。 天橋立の名物が回転橋。船が外航に出ていくことが可能な橋の回転装置はいまだ稼働していて、18日11時その回転を見学。
②北近畿タンゴ鉄道。
この第三セクターの鉄道会社は現在2路線を有している。かってのJR宮津線は1990年に現宮津線となり、豊岡と西真鶴を結ぶ、主として海側の路線。もう一本が、宮福線。福知山から山の中を通り、宮津へと通じる。宮津線とは宮津駅で”T字”に交わる。”大江山いく野の道の遠ければ、まだふみも見ず天橋立”と歌われた大江山を越えて、日本海へと通じる。
赤字路線である。18日の天橋立駅で特別仕立て列車「KURO MASTU」号を見た。天橋立から豊岡まで行くダイニング列車。色々と営業努力はしているのだろうが赤字は解消していないようだ。発車直前、営業マンの方からパンフレットを渡され、瀧川さんは興味を抱いたようだ。彼はひょっとすると再度この地を訪れる積りかも知れない。(写真:黒松号)
③民宿「川戸屋」
民宿は当たり外れがあると思う。ここ余部の川戸屋は◎なので、敢えて書いて置きたい。灯台まで車で送ってくれた。夕食には蟹と刺身の他に、超でかいアジの焼き魚が出され、朝食にもヒラメの焼き魚が付いた。日本酒が1合300円は特に有難かった。温かい感じの女将はかの事故をマジカに見たそうな。鉄橋傍の写真館でもある。お土産に余部鉄橋の絵葉書セット頂いた。今日の写真はその絵葉書をスキャンしたもの。又、女将自身が作成したHPは以下の通り。
URL http://www.kawatoya.com/kawatoya/
(春の日本海と「あまるべロマン号」)
(谷を渡る特急「はまかぜ」)
(御崎側から望む余部鉄橋)
(虹と寝台特急「出雲」)
(冬の余部鉄橋)
(菜の花と余部鉄橋)
(遠望 特急寝台「出雲」)
(満開の桜と寝台特急「出雲」)