1月9日(水)、妹夫妻と我が家で一献傾けた。会うのは昨年中山道行の折に御代田で世話になって以来だが、我が家にやって来るのは1年半振りの事だ。
30代~50代の頃は、妻や私の同僚たちが多数、我が家にやって来て10人を超える宴会をやったものだが、最近は我が家で宴を張ることは珍しくなっていた。今回は「ハーヴェスト利用券」を手渡しすることと、妹から質問のあったコンピューター上の疑問に直接私が説明する目的も兼ねていた。 二人は〆張鶴の吟醸酒と手作りのケーキを持参してきてくれた。その〆張鶴は義弟と私の共通の好み。妹はケーキ作りに凝っているらしい。
朝、吉池で購入してきた寒鰤を妻が捌いて刺身盛りにした。一緒に購入したマグロに被せた山芋の皮は私が剥いて、後は調理器具で妻がすり下ろした。器具を利用すると手間が大幅に短縮できる。音更で購入した小豆を使用してのお汁粉も調理した。鰤のアラで作った鰤大根も。
山芋も小豆も十勝産で、今日は十勝と吉池のドッキングと、準備しながら気が付いた。久し振りの宴でもあり、妻は気合を入れて準備していた。 これらを肴に4時間ほど駄弁った。話題はあちらこちらに飛んだが、旅行や三遊亭兼好さん・田部井淳子さんの話が多かった。私達もそうだが、妹達も兼好ファンで、落語チケットを数枚購入していて、昨年に負けず今年も相当回数聴きに行くらしい。私達は兼好さんが主役の一人を勤めた「やねせん亭」10数回を語った。
我が家もそうだが、子どもたちがみな結婚して巣立っていき、夫婦二人で過ごす自由時間が多い。私達が「ハーヴェストクラブ」を起点にした旅行が多いのに対し、彼らは海外旅行によく行っていた。最近は国内旅行にも少し行くようになったようだが。夫婦仲の良い二人で山にも行っている。
それもあってか、妹は最近田部井さん著『再発!』を読んでいた。癌との闘病最中にも海外登山を続け、イベント「被災した東北の高校生富士登山」を実現するなどで活躍されたことなどが書かれている著作。これを読んで私も元気づけられた。昔、田部井さんの講演を聞いて、その人柄に接して以来のファンでもあり、彼女が愛した山の一つ安達太良山へ今年は一緒に行こうかなどと話した。
4人一緒に、花見を兼ねた宿泊旅行にあちらこちらへと回ったこともあった。いずれ4人でまた温泉に行こうかと妻と話している。
今日の一葉:昨夜は広義の三日月。富士山と同じ方向に輝いていた