正月、三が日が過ぎた。
朝夕、熱燗を飲んではごろ寝をしていたら体重が2Kg増えた。今朝から室内で自転車漕ぎを再開した。
暮れの29日から3日まで、朝7:20から懐かしいTVドラマを見ていた。ビートたけしが少年時代を綴ったエッセイを原作にした『たけしくんハイ!』だ。15回を3回ずつ、時にジーンとしながら観た。
1985年の夏にNHK「銀河テレビ小説」として放送されていたものだが、稚内市に住んでいた頃だ。
何年ぶりかで流氷が宗谷岬を超えて日本海側にも流れ込み、利尻航路を塞いだことがあった。冬は特に風が強くて寒かったが、極北の地で生活出来る興味が優っていた。
ビートたけしは2才年上なので子供の頃の社会が重なる。モノは無くて貧乏でも豊かな人の交流があった時代だ。
登場人物が隣近所にもいた感じがして、林隆三演じる父親のペンキ屋のオヤジが就職した時に隣の机に座っていたSさんと風貌と気質が似ていることに気づいた。「元気だ」と年賀状が来た。2才年上だ。
これから年賀状の整理だ。これまでは三が日に追加を出したものだが、年男の今年を区切りに、賀状交換の縮小を始めることにした。ひと言を書くことが出来る枚数が目安になってゆく。
管首相の年頭会見が始まった。内閣官房らしき女性司会者が「幹事社2社各1問。追加はお控えください」で始まった。
年が変わっても〝ボロが出ないようにその場をやり過ごす〟官邸の姿勢も、そのような凡そ先進国ではあり得ない政府トップの記者会見を許している記者側の迫力の無さも変化無し。内容に何も無し。
大晦日の北海道新聞「政官ウオッチ」欄に、-道の情報公開は後退してしまった-というコラム記事があった。道のコロナウイルス感染拡大対策に関する幹部会合の内容が非開示になっているとのこと。“道民に誤解や混乱を招きかねない”という理由とか。どこかで聞いたような。残念なことだ。
道には中央官僚が随分と増えている。昔からの“定位置”の副知事、部長職以外にも次長職に定数を増やして財務、国交、厚労の各省の出身官僚を招聘している。(北海道新聞 2020.6.2)
そのことと道の情報開示の姿勢が消極的になっていることが関係していなければ良いが。相互信頼感の無いところに真の協力関係は生まれて来ない。
『たけしくんハイ!』はベテランの俳優陣がそのことを見事に表現していて爽やかだった。