久し振りに旅行から戻って、いつものように知人と朝のポタリングをした。
この時期、繁殖期を迎えてカラスが大声で鳴く。
襲われそうになって、知人と必死に逃げたことが話題になった。
頭上近くまで飛来するとなかなか怖い。
朝食を食べてから庭のハナミズキを見ていると、かなり大きなカラスが1羽飛来した。
庭の餌台には屋根が邪魔をして入れないので、いつもは直ぐに立ち去る。
ところが今朝は違った。
羽をばたばたさせて、枝に食らいつき始めた。
こんな姿は見たことが無いので暫し観察した。
枝を嘴で挟んでは体重を利用するために身体を落としては引っ張っている。
羽のバタバタはこの繰り返しだった。
やがて、中くらいの枝が折れ、それを咥えると立ち去った。
どうやら繁殖期を迎えたらしい。
枝は巣作りの材料だろう。
それにしても、普通は枯れ枝ではないのか。
ひよっとして、生木のしなやかさ、弾力性が高級素材なのかもしれない。
そういえばポタリングの時に、あちこちからカラスの鳴き声がしていた。
カラスは本当に賢い鳥なんですね。
物まねなどもするようですし、子育て中に巣のある木の下にカラスにとっての不審者(?)を見かけると攻撃を仕掛けてきたり、意地悪や害を与える人間をしっかりと認識し、躊躇なく、また容赦なく攻撃してくるのですね。
私も子供のころからカラスをいじめるな、巣には手を出すな・・と言われました。
巣はかなり高いところにあって手など出せなくても・・・
近くに閉鎖された観光ホテルがあって、人は誰もいませんでしたが、どこからともなく廃墟から人の声が聞こえて、気味の悪い思いをしたことがありました。
それが、なんと、カラスのものまねでした。(笑)
女性の名前だったと記憶しています。
凄い能力です。