覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

天仰ぐ戴冠

2015年05月04日 22時04分53秒 | Weblog
 
 先日、4月30日。天皇賞出馬表発表当日の夜の記事で、
 
   何故、あのようなイベントをこの春に組んだのか。見える。また目に映る。
 
 わたくしはこの場で、こう記した。
 
 
 そして、終ってから、あれが予告・布石だったのか、と悔いるのは最も厭なことである、との思いもこれに託していた。
 
 その、天皇賞へ向けた、春先の既にかなり前に終わったイベントとは 
 
 
    思い出の阪神大賞典 回顧イベント    
 
    1996年 ナリタブライアン VS マヤノトップガン  
 
 
である。無論、今年のこのレースの施行に併せ、阪神競馬場で組まれたイベントであり、後続を9馬身離して直線、ただこの2頭だけで、武豊 田原成貴 二人の魅せるトップジョッキーがびっしりと追い続け、ゴールで僅かにブライアンが鼻差出た、稀代の名勝負だった。
 
 このイベントに既に引退された、坂口正大、大久保正陽、両元調教師を招き、これをライヴで観たことの無いファンにも熱く語りかける。
 
 
 で、今回の天皇賞出馬表で、わたくしは自身の大本命が浮かび上がってきた時、この春先のイベントは、ここでも解釈を披瀝申し上げたが、実は、桜花賞へのサインであることを感じ、それが レッツゴードンキ での勝利に繋がった訳だが、これとは別に、この天皇賞・春への布石でもあったのでは、との疑いに取り憑かれたものである。
 
 先ず、桜花賞へ向け。この二人、同じ田原と武豊でやった 1995年 桜花賞 ワンダーパヒューム ダンスパートナー の桜花賞への誘いでは?と思わせたのが、「相棒」(=パートナー)の成宮寛貴のプレゼンター登場であった。これで レッツゴードンキ 勝利確信に辿り付くことができた。
 
 
 が、今回、4月29日への注目から、サクラローレル の天皇賞が浮かび上がってきた時、この終わったイベント
 
 
   1996年 阪神大賞典 思い出の名勝負
       ナリタブライアンがマヤノトップガンを凌ぐ。
 
 
 このレースに続く、愈々大本番、春の天皇賞で起きた出来事が愈々、再現濃厚と感じられて来た。
 
   1996年 天皇賞・春  
       再び、2強激突かと思われたレースで、
        1番 横山サクラローレル ブライアンを差し切り、戴冠 
 
 もう申し上げるまでも無く、この2年前の3冠馬を差し切った1頭こそ
 
 
    1枠 1番 横山典弘   
 
 
 今回の主役では?とわたくしが睨んだ ゴールドシップ これと同じ、1番の横山 だったのである。
 
 かく、視野を広げ、正解手順を正しく踏んでいくと、あれもそうだったか、と云う向こうの散りばめ、準備し、解かる者だけ解かれ、と云う布石にいくつも突き当たる。
 
 
 
 
 かくして、既に昨日のことだったかと、もう回顧気分で振り返る昨日午後3時40分。
 
 全くの独り舞台、独壇場だった。
 
 ゲート入りの厭々の仕草から、出遅れこそすまいがダッシュがつかず、最後方の定位置を キズナ武豊 が譲り、長々と連なる馬群の大きく離れた17頭立て17番目。2コーナーを過ぎ、仰天の鞭をふるう横山の気合を入れた前線進出。競馬評論家的に云えば、負ければ大暴走と非難される、掟破りの戦法。
 
 
 終わった後、恒例の岡部さんのコメント。「これがゴールドシップなんですね。
 
 
 歴史に残るキャラクターと化した、芦毛のGⅠ6勝馬。
 
 1頭のやんちゃな主役を終始、見守り続けたレースだった。
 
 そして、感動のレースでもあった。
 
 
 両手を広げ、天を仰ぐパフォーマンス。6月号に躍る、あるいは表紙を飾るかもな。
 
 
 愈々白くなった馬体に赤い勝負服。GW中の憲法記念日、そして昭和天皇を回顧する日、実に日の丸掲揚のような1頭だった。
 
 
 JRA発行『優駿』を買わない、読まない方は、競馬で勝つ気が無い方々だと、わたくしは常々云い続けている。
 
 
 
 
  
 『優駿』をも紐解かず、JRAページのメッセージにも鈍感で、何故、ビートブラック と当日記念撮影を向こうが企画するのか、このイベントそのものにも目を向けることの無いような方々。ただ、的中の答の馬券だけ教えてくれ、と云う方々には、わたくしにアプローチされることをお断り申し上げたい。
 
 
 
 籾井勝人 前アジアバドミントン連盟会長。職務怠慢で全会一致で解任されたそうだな。どうも、好かねえ、おっさんさ。
 
 
 

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金田一の憂鬱

2015年05月04日 01時56分56秒 | Weblog
 
 この土日、5月2日3日。御登録があり、わたくしの情報をしかとお読み頂いた方だけに解かるように、御伝達情報を踏まえ、申し上げる。
 
 
 今日(もう昨日)、京都9R 糺の森特別 この項でわたくしが申し上げた事柄。私はこの時点で、最終的に、次のレースが今回の天皇賞の核心であることを見抜き、これを明言申し上げていた。
 
 
 そのレースとは
 
   20・・年 ・月・日 京都 ・R ・・賞
 
   1着 4枠 4番 ・・・・・・
   2着 1枠 1番 ・・・・・・
 
       (10頭立て)
 
 
 このレースには、後のあるGⅠホースも出走していた。ただ、このレース自体はこの施行時点では、目立たず、と云うよりも余り世人の興味を引かず、それもこのGⅠホースがまだ出世前のレースだったからである。かほど大物だとは、誰も思わなかったのである。ただ、少しは見所のある若者とだけ、見ていたに過ぎぬ。
 
 
 それ以上に、この日の京都のメインレースが、世間の関心を惹き、また驚かせた。
 このメインレースこそ、あるGⅠ競走だったのであり、そして意外な勝ち馬だったのである。
 
 
 
 そして、この 2015年5月3日 第151回 天皇賞・春 当日。向こうは、私の分析に拠れば、逆にこの目立っていたGⅠレースを、朝早いレースで代理再現させ、逆に上記のこの目立たないレースこそ、天皇賞の核心であることを、わたくしどもに訴えかけて来た。そう解釈した。
 
 
 要するに、わたくしは、このレース 馬番 1番4番 10頭立て これが正解であることを感じ、このレース自体に明確な根拠と共に到達していたのである。
 
 問題はこの解釈だった。わたくしはそのまま 1番4番 と取ったが、実は10頭立てだったので、正解は 1番14番 だったのである。
 
 
 
 別に比喩を弄すれば、わたくしは今回、最初からホンボシ(真犯人を見抜いていた。この点では金田一さん並である。が、もう一人、共犯が居ることも察知しており、岡山県警の古参にして旧知の間柄、轟(とどろき)警部は、初手から一番目立つ容疑者・キズナ氏が真犯人であると主張し、枉げなかった。わたくし、仏人とのハーフ、ドラクロア・金田一はこの見解を最初から馬鹿げたものと知りつつ、適当に調子を合わせつつ、予め見抜いた真犯人白い面相の一風変わった男を凝視しつつ、その共犯探し、検挙に躍起となった。
 
 
 そこで、致命的なミスを犯した。実に、轟さんの云う、絶対のホンボシ(本星)キズナ氏をシロと証明する為、70年にわたる怨念のこもる、この「憲法記念日殺人事件」合同特別捜査本部に、このキズナ氏の同居人を呼び出し、尋問に及び、きちんとキズナ氏無罪の証拠、決定的アリバイを牽き出した上、このキズナ氏の同居人を満足の上、放免。家へ帰してしまったのである。
 
 
 最大の仰天は、この皆が疑う、最大の容疑者をシロと認定する為に呼び出した同居人こそが、実はホンボシの共犯者だったことが事後、判明したことだった。
 
 浅はかだった。
 
 
 真犯人、主犯を初手から見抜きつつ、共犯を取り逃したのである。
 
 
 しまった! 
 
 
 轟さん「金田一さん、今回もご苦労さんでした。何とか、わたしもホンボシを挙        げることはでき、どうにか我が県警の面子は保たれました。」
 
 
 金田一「何を言うんです、轟さん。ボクが浅はかで、抜かっていた。僕自身の致命的なミスでしたよ。あの誰もが疑った一番の容疑者の同居人。ボクはあいつがシロを教えてくれると確信し、じっと目を向けながら、こいつ本人を疑う気持が全く沸かなかった。何て云うか、甘いんですね。どうも。後悔しきりです。ホントに面目無い。」
 
 
 轟さん「何、ねぇ。金田一さん、来週はシャーロット殺人事件ですよ。」
 
 
 金田一「ああ、この事件は・・・・、実はね・・・・。まぁ、そこでニッカでも一杯やりながら話しませんか。でも、なんて云うか、ぼかぁ、あの偉そうなおじさんだけは苦手って云うか、なんか嫌いだな。第一顔からして気に食わない。」
 
 
 轟さん「しかしね、金田一さん。あんただって金髪は嫌いじゃないでしょ。」
 
 
 

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