わたくしが、今週の 第10回 ヴィクトリアマイル これに向け、承知している連動は、過去9年で9回連続。歴史が9回しかない以上、これ以上の連動は無いが、期間が浅い以上、通常ほどわたくしとて、信を置く気は無い。
これとは別に、わたくしは、歴史が短い以上、レース実施初期以降、別の歴史的なレースを擬る(なぞる)、それを再現せしめる、と云う仕掛けを探り、ある年数を隔てたGⅠ競走に到達している。
単純連動としてみると、過去9年で8回。この1回だけの例外も、合点が行かないが、ただ、初代優勝馬 ダンスインザムード これがこのレースだと告げてくれていると強く感ずる、この別のあるGⅠ競走の歴史とを、以来見比べると、このヴィクトリアマイルでも過去幾度か起こった、前年と同じ馬の発射、またはこのレースと同一馬主の勝利などがぴたり合致し、現時点で、わたくしはこのGⅠレースをこそ、最大の手掛かりと見做している。
去年も、この対象のレースが、同一馬の発射。ヴィクトリアマイルもヴィルシーナの連覇に終わる。
これを踏まえ、今回のレースだが、メンバーを見渡すと、基本的に去年のオークス馬、秋華賞、エリザベス女王杯とも2着で、安定した実績を誇る ヌーヴォレコルト この人気の上の中心は納得で、動かし難く、これに挑むメンバーだが、ディアデラマドレ 2歳GⅠを勝利し、復活の待たれるレッドリヴェール、これまた牝馬GⅠ3勝で、復活あるのかの メイショウマンボ 去年の3着馬にして快速を誇るストレイトガール、去年の秋華賞馬 ショウナンパンドラ、3連勝で臨む上昇急のカフェブリリアント、ら。多士済々。
デニムアンドルビーは、登録はあったが、宝塚記念へ目標を定め、回避。
1強に多様なメンバーが挑む構図だが、該当5月号『優駿』10ページ。
何故、ここに リアルインパクト が映し出されているのか?
無論、このJRA御用誌の解読をご存知の方は、あれこれ思い巡らされ、あたりを付けておられるだろうし、わたくしもそうである。
1つの意味は、5月号で大々的にこの決して大きくない豪州GⅠ勝利馬を誇示し、この馬唯一の国内GⅠ 2011年 安田記念 枠連 1-7 1番14番 この先だっての天皇賞・春GⅠの正解そのままを告知する、と云う仕事も担っていたことは終わって明らか。
また、メンバー、出走条件はまるで異なるが、同じ 東京芝1600mのマイル戦。実に、先週の NHKマイルカップ これとの連続ドラマであることを忘れることは出来ない。
無論、GⅠシステムから、先週 アルマワイオリ の枠を読んでいたのと同様の根拠で、今週は 〇・・・・・・〇 の枠だと、基本的に考える。
そしてこの1強が、果たして本当に発射するのだろうか?
これが出馬表を視る上で最大の注目点である。
ご承知の通り、この2015年春のGⅠ。1番人気でそのまま勝利を挙げたのは、フェブラリーステークス 優勝 武豊のコパノリッキー だけである。
それどころか、この1頭以外、GⅠレースで1番人気馬が2着すら無し、蓮にも絡まないレースが続いているシーズンなのである。
これまた、前記事で述べたが、前シーズン即ち2014年の秋シーズンをも踏襲している。去年の秋シーズン、GⅠレースで1番人気で発射、勝利したのは、朝日杯FS ダノンプラチナ ただ1頭だったのである。
各レース固有のものへの集中と同時に、大局を見定める眼差しも、シーズン途中では、殊に大切となる。
ヌーヴォレコルト = 新記録 と云う意味合いであり、去年のオークス制覇の根拠は、間違いなくソチ五輪唯一の日本人金メダリスト、羽生結弦のショートプログラム世界最高点からのメダル到達。これだった。では、今週、この1頭に、今日的発射の意味が果たしてあるのかどうか。
温泉にでも浸かりつつ、思いめぐらせたいテーマである。
テーマを頭に沁みこませたら、歩きつつでも、酒を飲みながらでも、レース及びその周辺を逍遥し、正統な着想を得る、と云うのがわたくしのスタイルでもあるのだが。
裾野を広げ、ダービー、宝塚記念までも視野に取り込む、見廻らす週中。
台風一過。酷暑の日となった。
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