本日公開の作品をPARCO26階にあるTOHOシネマズで鑑賞しました。
花の力で世直しに挑んだ男の痛快時代劇エンターテイメント。
池坊専好(狂言の野村萬斎)が時の権力者・豊臣秀吉(歌舞伎の市川猿之助)の乱心に刀ではなく、花をもって仇討ちするというストーリー。
初代・池坊や花僧など「花戦さ」の意味がよくわかりました。
花それぞれ、人それぞれに咲く。
花は花だけでは咲かない、花びらは散っても花は散らない…。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」(平家物語)
最近、同年代のお客様の葬儀が続き、つくづく命の儚さを感じます。
まるで朝顔の花のように朝咲いて夕には萎んでしまうような切なさだと心痛めております。
人生の重さは、人生の長さではなく質だと思います。
この一瞬が永遠の命だと思い、今を懸命に生きることが大切です。