死にますよ！

楽しいはずの金曜日の夕方　
奥歯の詰め物がとれた。
しばらく理解できずに呆然とながめていた。
食べ物？まさかね！？
それは差し歯だった。
あぁーお終いだ。
昔　歯医者さんが歯に詰めていたものがはずれる時は、虫歯か歯が割れたか・・あまりいいことではありませんよって　おっしゃっていた。
すぐに　歯医者にとんでいった。
レントゲンを撮ると歯も根も割れていた。
「抜歯したほうがよろしいでしょうね」
おごそかに言い渡された。
「今　抜きますか？」
えーー！？私は、ビールを一杯飲んでいるのに・・・
「先生　私は、麻酔を打つと動悸がして気分が悪くなります。まず内科で心臓が大丈夫か伺って　週の初めがいいのですが・・それに担当のお医者様とホントに抜かなければいけないのか相談したいです」
そんなわけで土曜日は、またまた歯医者に出かけて内科にでかけて　病院めぐりで楽しい週末がふいになってしまった。
結局　担当の先生は、抜歯に賛成されて　内科では、脅かされた。

「先生、心臓なのか肺なのか　どこかがバクバクするのです。まるで　歯医者で麻酔を打たれたときのようです。そうそう　その歯医者で今度　抜歯をすることになったのです。　最近ただでさえ　バクバクしているのでせめて　内科のほうは、大丈夫ってお墨付きをいただきたくて」
「ふむ　動悸がするのですね」
「動悸というのですか？」
血圧を測って　心電図というものを生まれて初めてやって　
「病気ですか？」
「いや病気ではありません。ただね麻酔の話だけれどアレルギーではないかと思うのだがが・・」
「違う麻酔とかあるのですか？」
「局所麻酔をやめて　違うことを考えないとへたをしたら死にますよ！」
「どうしたらいいのですか？」
「それは、先生とよくお話しなさって　全身麻酔にするとか・・」

月曜日（8/4）　朝一番で抜歯の予定をいれたため悩んでしまった。
歯医者さんの椅子の上で息ができなくなって　お終いになった図を想像してため息がでた。
土日の動悸と煙草の本数は、すごかった。
友と両親にお別れを言って　でも女々しく無事を祈ってくれることを強要しました。

そして覚悟を決めたら　女は強しでした。

結果　抜歯は、無事に済んだ。
続きは、あした

みなさま　ありがとうございました。



　　木製パレット屋のつぶやき