長男の何気ない言葉から始まった。
「家の玄関のわきに蜂の巣があるかもしれない」
「えーーー」
それなら退治してよ!って思ったが もう帰るときだった。
まさかと思ったが その日は、みつけられなかった。
しかたがないので 南天の枝やトウヒの枝をかまわず伐採。
翌日、続きをやろうと思って わなわな震えた。
あったあった!
蜂の巣があった!
すぐに ドラッグストアに蜂退治の殺虫剤を買いに走る。
よし 夕方決行しよう。
その前に 隣の方にも知らせないと・・
「あの 蜂の巣がありました。刺されないようにきをつけてください」
「あらぁ おとうさんに退治してもらいましょう」
そんなこんなで ハチ退治はすぐに始まった。
夕方でなくてもいいのかしら?
しかし隣のおとうさんが いとも簡単に退治してくれました。
「もう出てきていいですよー」
ハハハハ 恥ずかしながらかくれていました。
さては「あの~ハチじゃなかったかしら?」
「スズメバチの小さなやつでしたよ」
へっぴりごしで写真を撮っていたので ほとんど写っていなかったが
おお これ偶然写っていました。
スズメバチ・・??
「優しいハチで襲ってくるような種類ではなかったです」
隣の奥様が 蜂の巣を持ってみせてくれたが
「あぁ 中にいる」なんておっしゃったのでまたかくれる。
「緑色がかって できたてかしら?」なんてつぶやいていた。
「ありがとうございます。ありがとうございます。かくれていて申し訳ございません」
ずぅっと ドアのすきまから目だけ出して かくれていたのです。
やはり 旦那様は、一家に一人必要かしら?
木製パレット屋のつぶやき