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郷里のタクシー事情

2023-01-27 15:05:39 | Weblog
父は、91歳の誕生日を迎えて運転免許を返上しました。
「これからは、タクシーを利用すればいいね。雨の日や雪の日なんか楽になるよ」なんて無責任な励まし方をしていました。
しかし、そんなことを言いながら日常の買い物や週に数回の温泉通いもタクシーを呼ぶなんて大変だなってひそかに思っていました。
たぶん、タクシーをお願いしても待ち時間がバラバラでそのたびにちょっとイライラかなって想像はついた。
案の定、予感は的中。
「タクシーをお願いしても早くて20分ぐらいかかるのであちこちでじぃーと待つことが多くて大変だ!」
両親は、それをとても不満に感じていました。
母の足元は、おぼつかなくなってきているし耳がすごく悪くなってきている。
それを90歳すぎの父が支えるんだから つらいだろうなって思う。

さて、実家に帰って外食をしたがるので早速タクシーで出かける。
(母は、台所の後片付けが嫌なのだ。これが自分以外の人でも負担に感じるそうだ)
タクシーは、30分待ちだった。
帰りは、もっと待ち時間があった。
思っていた以上のタクシーの待ち時間についに翌日、タクシーを利用するたびに聞いてみた。
なぜ?なぜ?なぜ?です。
(人口約4万人ぐらいにタクシー会社が6社ぐらい。)
それが、朝や夕方 六ケ所村の送迎で市内のタクシーがほとんど忙しいそうなのです。
(これかな→六ヶ所村の核燃料再処理工場?)
そして、宿泊施設も足りなくてホテルが建設中だと伺いました。
大手の会社は、バスで送迎しているそうなのだが なにせ交通手段が足りないみたい。
そうか・・うかつだったなって思う。
両親には、噛み砕いて事情を説明した。
朝や夕方にはタクシーをなるべく避ける生活をするように伝えたのだが、そんなにうまくいくようには思えない。
でも、二日目の夕飯の帰りにタクシー会社が電話に出ないうえに50分も待ったのだから少しは実感したかしら?
それにしても私を含めて老人がどんどん増えて 子供はどんどん減って
この国を思う時 ぞっとする。

たとえ六ケ所村の送迎でタクシーが忙しかろうが(六ケ所村までの所有時間1時間半ぐらい)そんなに儲かってますってことはないだろうなって思う。
この季節、一時間半も吹雪く道を目を凝らしてハンドルを握る人のことを考えると唸りたくなる。

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