婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

じゃが芋に風

2008-10-24 13:15:14 | Weblog
ありがとうございます。
おかげさまで『じゃがいも』も終わりに近づきました。
今年は、いろいろなことを考えされられた年でした。
周知の事実で作物は天候に左右される。
じゃがいもに限っていえばどんどん作付けの月が早まってきているそうだ。そして天候のせいか 今年はずいぶん乾きが悪い。
湿気は当然カビを呼ぶし ひそかにこれは地球温暖化のせいかもしれないと思っています。侵食ってじわじわ襲ってくるものですよね。

じっとり汗をかくじゃがいも達には悩まされました。
そんなことからお買い求めいただいたお客様にはずいぶんご協力をいただきました。
箱を開ける 新聞紙にひろげてくださった方達も多数(年配者 食べ物を大事に取り扱う方々に多かったようです)いらっしゃいました。
感謝しております。ありがとうございます。
反対に濡れているから 数個にカビがはえている(たしかに濡れると北あかりはすぐに白いカビがうっすら)これらの返品で相当大変でした。じゃがいもを販売して23年あまりこんな状況では来年はもう販売はできないかもしれないなどと弱気になりました。

そして北あかりの品種は、これまでのじゃがいもの味に親しんだ方々には あまり好まれないのも知りました。やはり 好みというのは千差万別です。
男爵をさしあげていた方に北あかりに変更したところ
「なんだか さつまいもの味がして やはり じゃがいもは今までの味がよかったと思うのです。」

つくづく思った むずかしい!

そんなある日、みかん箱の上に『受け取ったらすぐに箱をあけてください』とシールがはってありました。
これだ!
さっそく 真似をしてみよう。

風を通すのは名案です。
因みに言い争いで不利になったら 窓や戸を開けて風を通すと風向きが変わるといわれますよね!?

来年もよろしくお願いします。
よくよく懲りない性質かもしれない。


パレット(トウヒ)

2008-10-23 13:34:25 | Weblog
パレットの仕事は事務も営業もこまかいそうだ。
 樹種 寸法 マークの刷りこみ 上下の板数 真ん中に入る板の枚数 ちょっと列挙しただけでも 様々です。納品方法も多様 帰り便を探したり 4トン10トン車だったり 路線便 混載便にしてみたり。

「こまかいし 気がぬけないですね」
初めてこの仕事に就くと一様に大変そうにしています。

私が一番気をつかうのは 直接のお客様ではない場合です。
たまに フォークリフトの会社さんなどから注文があります。
このたびは トウヒのパレットにしてみました。(価格を安くという希望のため)
業種や載せるモノがわからないと少し不安(とりあえず業種はひそかに調べました)だいたい単価だけで樹種を決めるのは疑問に思っています。
そこで パレットのできあがりを点検に行きました。
このトウヒ 製材所の腕もありますが(たぶんほとんどそうかもしれません)いいできばえでした。これなら 顔を見たことがない方でも満足してくださることでしょう。
またまた空を仰いで 雨が降っても納品時は晴れ!濡れなければ曇りでもいい。海の神、山の神様に願いごとです。
無事にすみますように 

トウヒのパレットの次は
     ↓
    『スギ』

捨てる日々

2008-10-22 15:41:56 | Weblog
この20年 心を和ませてくれた3本の山桜 夏つばき サンゴジュ。庭木を思いっきりよく切ってしまいました。ついでに 不要と思われるものも 捨ててしまいました。一番 大事な本も少しづつゴミに出しそのうち数冊だけ残す予定です。
 庭の整備には 家を出た夫がずいぶん積極的で フェンスや池の石の入れ替えなどを検討しているようです。ここ数年 外の水道の配管がいたみ 修理を何度もたのんでいるのだけれど いっこうに実行してくれないのに 庭にこんなに意欲的にとりくむとは複雑な気分でした。
 さりげなく もう一度たのんでみたら
「知らないよ!勝手に見積りをとったらどうなんだ」
どうやら 人間に対しては 庭木以下の扱いのようだ。
生活費も含めて びた一文使いたくないのです。(おまけに家賃を徴収されています)
まぁ とうざ雨露しのげる所で暮らせるから よし!としようとは思います。
木々がなくなり 根づまりの盆栽だけは残ったが 庭は清々しく 新年の朝のようでした。

そして土地だけは知らぬ間にいろんな思念がしみこんで堆積されていくわけです。
亡くなった人間と 心が向こうをむいた人間は二度と帰らない。
潔く捨てながら 最後は思い出と我が身だけが残るというのが理想かな
今、人生は季節でいえば晩秋 好きな季節です。



 

パレット屋の信友

2008-10-21 23:15:52 | Weblog
東松山から足利方面へ ご無沙汰のお客様を訪ねてみました。
「パレット屋のしんゆうです」
「パレットならいらないよ!」
「・・・・・」
「うちは信友というところで買っているからね」
「ありがとうございます」
本棚の陰に隠れて見えない方がすごい一声
「はい!その信友です」
じゃぁ~んと姿を現したのは、社長さんでした。
「最近 パレットの営業が多くてね」
新規開拓で訪問をすると にべもなく反対にそのセリフでお断りされることが多々あるそうだ。
これ、売りに来たと思うから断られるのだから 発想をかえれば案外すんなりいきます。
それにしても毎回思うのですが、やはり 時間をつくってご挨拶に回らなければいけないなって反省してしまいました。

色づいた木々と焼畑に晩秋の気配

小川原湖

2008-10-20 10:41:38 | Weblog
懐かしい小川原湖を反対の方角から眺めてみました。
バブルの時期 小川原湖開発という名のもとで ずいぶんその近辺の山が売り買いされました。何がどうなったのか わかりませんが 今ではまったく価値がなくなったそうです。
 当然 それらをあてこんで立派なホテルなどが建ったそうですが もうありません。          
 「なんにもないよ」
 「夢の後だもんね」
しぶる両親と行って見ました。

 小川原湖の一画には 昔 アメリカ人のプライベートビーチのような所がありました。きれいなボートがおいてあり 色鮮やかなパラソル ボールを追いかけて楽しそうに遊ぶ家族づれ そこはしっかり金網が張巡らされていました。その一方は、 あまり整備されていないところにたくさんの日本人がひしめいて、なんだか変?と子供心に思ったものです。あの特別な場所はまだあるのだろうか?と ぼんやりもの思いにふけっていました。
 そして、米軍基地の人達が家を借りる それが日本で負担しているって理解している国民がどのぐらいいるのかなって思う。

とても強い風がふきつける小川原湖でした。