緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

症状緩和は、情報量が勝負です

2008年05月01日 | 医療
他院にかかっている患者さんの症状緩和は本当に難しいです。初診時でさえ、診断日、ステージ、治療経過だけ書かれた情報提供書(手紙)だけ持参されるということが少なくありません。緩和ケアで重要なのは、受診時の状態を知ることです。検査がされていなければ、別ですがされているにもかかわらず採血データも、画像も、投薬内容も分からないことがあります。再診となるとなおさらです。患者さんが採血データをご自分で管理されて . . . 本文を読む
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