第9回の英国研修の募集がはじまりました。前任地から今の勤務地に異動となったときこの研修を計画していたのですがキャンセルしました。その後も、さまざまなことがあって5年間、参加することができないままとなっていました。今年は、院長にも許可を貰いましたので絶対参加します!オイルサーチャージ代を含め約50万円かかりますが、一人で研修を計画するとこれだけの研修施設との交渉だけでエネルギーを使い果たしてしまいそ . . . 本文を読む
急に、寒くなりました。昨日の松本では本当に素敵な時間を過ごさせて頂きました。教師だった母から、私は小さなときから旧開智学校は、行政に先駆け、住民寄付で作られた学校で長野県の方々は、勤勉で、誠実で、熱心なのよと何度も、何度も聞かされていました。本当に、その通りだと実感しました。直向きで、情熱をもって緩和ケアに取り組まれる方々にお目にかかることができました。私自身、もう一度あらたなチャレンジが待ってい . . . 本文を読む
発見ではないけれど緩和医療は、serendipitousな閃きを必要としています。沢山の検査を行わず、的確な診断とそれに見合う薬剤を最少量投与することが求められます。ですから、患者さんの心身から発せられる訴えに医学的知識を総動員します。ここまでは、臨床推論と呼ばれるような教育手法である程度トレーニングできます。そして、感性で風を感じ・・・・見えてくるのです。それにマッチする薬剤を選択できると症状は . . . 本文を読む
serendipitous・・・アスピリンのような鎮痛薬のNSAIDsが大腸癌の発がんを予防するということは、今では、腫瘍免疫を通ってきたものにとっては驚くようなことではありません。長期間NSAIDsを内服していたリウマチ患者さんに、大腸癌が少ない傾向が報告され、それから、大規模試験の結果が、世の中に発表されたのは1988年のことでした。リウマチの患者さんをじっと見つめ続けた方の偶然の幸運なでも、 . . . 本文を読む
ある方から、かなり前になりますが“serendipity”という言葉を教えて頂きました。 予想していていないようなことが偶然にも、幸運をもたらしそれは、運というより、能力によるもの。う~ん・・・・・・・・・・・・・・・・・ピンと来ませんでした。 先日、来月の日本緩和医療薬学会のシンポジウムの準備をしていた時のこと。 がん治療において、緩和医療薬がどのような作用を及ぼすのかというのが私のテーマ。 ご . . . 本文を読む
前回、オイスター先生のことを書きました。その翌日、病院のメールを開けたらオイスター先生から、メールが!元気で頑張られている様子が書かれていました。指示したり指導する立場になりつつある一方で、医師として謙虚でありたいという気持ち・・・その間で、悩むことがあることが綴られていました。素敵だなあ・・と思います。先の記事に皆さんから頂いたコメントオイスター先生が読んでくれることを願っています。どんなに、励 . . . 本文を読む
彼女が夏休みをとっていた時、私がベッドサイドに行くと「よくやってくれて・・ キチンとaruga先生に報告して、 一緒に考えていますからって言ってくれます。 そんなことまで言わなくていいのに って事まで伝えますって。」と、患者さん。内科学で有名なオスラー先生は、「自分が苦手な、行きたくない と思う患者のドアからノックしなさい」とおっしゃいました。 足が遠のいてしまう患者さんは、正直、やはりいらっ . . . 本文を読む
今の病院は、今まで働いてきた病院の中でも、教育システムは、秀逸。がん対策基本法の前から、緩和ケアにも若い先生達が、選択診療科として6週間を基本としたローテーションに来ていました。オイスター先生は数年前に緩和ケア科にローテーションに来た研修医2年生の女性医師でした。ある女性の患者さんから、オイスター先生はあなたは来なくていいと感情的に当たられました。 何か問題があってそう言われたわけではありません。 . . . 本文を読む
松本に行きます!!!平成20年度第2回信州大学医学部附属病院薬剤部公開セミナー第5回中信薬剤師緩和ケア勉強会合同のセミナーです。9月27日(土)17:00~18:30長野県松本文化会館3階 国際会議室「臨床例からみるがん疼痛緩和」日本薬剤師研修センター認定対象(1単位)緩和薬物療法認定薬剤師認定単位(1単位)をとることができます。緩和の認定薬剤師さんの単位は昨日決まったと聞きましたので、まだ、学会 . . . 本文を読む
以前お世話になったことがあるミシガン大学老年医学センターのソーシャルワーク部門の方が介護保険が始まろうとしていた時来日し、不安そうな医療スタッフに言った言葉。「新しいことを始める時、 また、今まで出来ていないことを変えなければならない時 人は誰しも不安になるものです。 でも、それは障壁なのではなく 新たなチャレンジなのです。 制度が変わろうとも&n . . . 本文を読む
以前の病院で、本当に苦労しました。外科系某科ではレスキューの使い方処方の書き方指示の出し方すべて具体的に伝えても数症例上手くいって何人かの医師が覚えてくれても回診で主任教授が「何そんな白い粉でチマチマやってんだ。 ブロックでもバンとやってもらえばいいんだ」その一言で、それまで積み上げていったことが全て振り出しに戻っていきました。結局、その診療科で速放剤を使ったレスキューの処方がでるま . . . 本文を読む
日本緩和医療学会のPEACEプロジェクト、
船橋での2泊3日指導者講習会に参加しています。
昨日から始まっているのですが
昨日は、終了したのが夜の9時
今朝は、この後、7時台から講習が始まり
夜9時ごろまで続きます。
これが3日間・・
2泊3日で得たことをもって、
がん診療にかかる全医師への緩和ケア講習会が
年明けくらいから開かれ始めようとしています。
この講習に参加するため、
木曜日 . . . 本文を読む
「先生も手術をやりながら 疼痛緩和もやっているのですから よくやっていらっしゃなあと日頃から感じています。 でも、本当に大変でしょう。 薬剤師として何か先生のお手伝いしたいと思っています。 少しでも患者さんが楽になるように 薬剤の調整に参加したいと思っています」こんな声かけをしながら"あなたの欠点や出来ていないことを非難″しているのではな . . . 本文を読む
コンサルテーションの基本的原則・・出来ていないと感じても絶対に介入対象をを責めてはいけないこと。責めているつもりではないけれど、「~してみたらどうでしょう」この言葉の背後には“もっと改善の余地があって今の状況では不十分。~できていない現状がありますよ。”というメッセージに聞こえてしまうかもしれません。これは、どのような職種の方と接する場合にも共通する原則です。これを緩衝するにはまず、チーム目標の置 . . . 本文を読む