前回の記事に記載したような乱用防止目的で開発された薬剤でオキシコドン/ナロキソン錠が海外では発売されています。これが、どうやら便秘が少ないらしいとわかってきました。
それを明らかにする目的でメタ分析されたレビューが公開されています。
Opioid-Induced Constipation Relief From Fixed-Ratio Combination Prolonged- . . . 本文を読む
ナルデメジンは、末梢性μ受容体遮断薬で、腸管のμ受容体をブロックすることでオピオイドの便秘を改善させます。実は、これよりずっと古い薬剤で、中枢性μ受容体遮断薬のナロキソンという薬剤がありました。いわゆるオピオイドが効きすぎた時、それを打ち消す効果があり、呼吸抑制などを生じた時に投与します。かなり以前のことになりますが、海外で、医療用麻薬の乱用が生じた国で、このナロキソンとオピオイドを合剤にしたもの . . . 本文を読む
緩和ケアは、疾病を持った患者さんやご家族の苦しさに対処してきました。苦しさとは、何なのでしょうか。様々な辛さは、苦痛として存在します。この苦痛を認識し、経験することが苦悩として表現されています。苦悩とは、いのちや生活の質を根底から脅かす、我が身に起こった苦痛として認識される 嫌な体験と定義されています(J Palliat Care 10: 57-70, 1994)
こうしたものを読むと、わかって . . . 本文を読む
緩和ケアチームの対象に、末期心不全が入り、管理栄養士による加算が新設、チームの専従要件が緩和されるようです。平成偶数年は、診療報酬が改定されます。H30年の今年は、その年に当たっていて、その改定は、中央社会保険医療協議会で話し合われます。このところ、ほぼ毎週開催されているようです。厚生労働省のページで開催とその資料を閲覧することができます。中央社会保険医療協議会http://www.mhlw.go . . . 本文を読む