あらためて、死ぬ・・ということだけを考えると・・いずれ、私たちは死にます。上智大学のアルフォンス デーケン先生は、よく、「日本人もドイツ人も死亡率は100%です」とおっしゃいました。一瞬、沈黙・・に続き、笑いが起こります。そうなんだ、その通りだ、忘れていたと。その中にあって、私たちは、ただ、ただ、コツコツ今日を生きていきます。今を自分の足取りで生きていく・・死亡率100%なら、今、生きていることは . . . 本文を読む
(ブルーサルビア 夏からまだ咲き続けています)続けて、患者さんは話してくれました。「皆が優しいのは、 私が病気だから・・ 死んでしまうから・・ そんな風に考えてしまうこともあります」と。率直なこの言葉に、なるほどなあ・・と思いました。患者さんは、根治治療後です。人と人との関係はバランスがとれているものだと感じます。怒りの相手には、同じくらいの怒りを感じ攻められれば、同 . . . 本文を読む
(紅葉がだいぶ進みました)「・・・死んでしまうなら、今やってることは 無駄なんじゃないかって思っちゃって・・」患者さんが打ち明けてくれました。
そして、思い出したことがありました。かつて勤務していた緩和ケア病棟で私が勤務を始めるより前にお亡くなりになった10代の患者さんの話を当時、ケアにあたった看護師さんが何度か話してくれました。脳腫瘍で、麻痺や頭痛の出現をみながらも意識がある限り、ずっと、受験 . . . 本文を読む
社会保険診療報酬支払基金審査情報提供検討委員会による第11次審査情報提供事例(14事例)が9月24日付で発表になっています。提供事例とは、医薬品適応外使用に関して、審査上認められるものを指します。分かりやすく言えば、適応外使用として処方しても、診療報酬支払基金で査定しないもの(切られないもの)という意味です。275 アミトリプチリン(トリプタノール等) 適応:うつ病・うつ状態、夜尿症今回認められた . . . 本文を読む
井島先生の死を知って改めて準備のできていない死別後の辛さがどのようなものであるか身をもって感じることができました。亡くなられて10年以上過ぎました。これまでの間色々なことがあると先生がいらっしゃったらどのようなご助言をくださるだろうか・・模索していました。最近になってよっ!と手を高く挙げ満面の笑みを向けてくださりそれで、いいんじゃないかそう言って下さる先生の姿にやっと、行き着くことができるようにな . . . 本文を読む