緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

年末近くになると思い出す患者さんのこと

2017年12月10日 | 医療
50代女性の消化器癌の患者さんでした。転移で肝機能障害を呈し、すでに、ビリルビンは上昇していました。アンモニアの数値を探すと120以上でした。(解剖学的に両者が平行して動くことがあります)アルブミン1.8、白血球18000程度、その内、リンパ球は3%、CRP20以上、血小板は2万台でした。診察前でしたが、これを見ただけで、急変の可能性が高いことが推測できました。ベッドサイドに行くと、予測したより、 . . . 本文を読む
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