緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

パイロットの息子さんを想う患者さんの朝

2021年10月03日 | 医療
相当以前のことです。胃癌の患者さんを受け持っていた時の事。息子さんは国際線のパイロットでした。その頃、ドラマの影響もあって、男性一番人気の職業でした。ある朝、診察に病室に伺いました。サイドテーブルには地図が広がっていました。昨夜から息子さんはフライトなのですか?ええ・・クアラルンプールです。素敵ですね。パイロットって花形ですね。そんなんじゃないんです。私にとっては、本当に心配で。パイロットになって . . . 本文を読む
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