e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

ル・コルビジェ シューズロングLC4

2010年08月24日 | フランス
先日、インターネット・オークションで “ル・コルビジェ シューズロングLC4” を発見しました。

自宅にマルセイユ気分を持ち込もうと入札したのですが、結果は駄目でした・・・。

まあ無理してこれを買ってもゆったり置くほど広い(自分の)部屋はないし、日本家屋には似合わないし、今回は諦めようと思いました。

マルセイユで見学した集合住宅“ユニテ・ダビタシオン”内の家庭の玄関に置かれていた椅子の名前が分かりました。

1902年デザインの“チャールズ・レニー・マッキントッシュ ヒルハウス ラダーバックチェアー”です。

あの時どこかでよく見る椅子だと思っていたのですが、なかなか思い出せなくって・・・結局調べてみることにしました。

チャールズ・レニー・マッキン トッシ ュもすごく有名な建築家でありインテリア・デザイナーでした。

ちなみに奥のリビングにあった黒い3人掛けソファーは“ル・コルビジェLC2”でした。

やはり家具といい、壁にあった絵画といいすごいインテリアの家庭を訪問させてもらってたんですね。


有頂天ホテル

2010年08月24日 | イギリス
今日は人間ドックの日。昨夜の21時以降、水(お酒)も飲まずに行ってきました。

久々のバリウムはなかなかのお味で、イギリスで食べた大量ポテトの方が今日思うとそれは断然美味しかった。

ポテトに文句を言ってた自分を反省しています。

検診終了後、お腹を擦りながら後味の好すぎたバリウムの気晴らしに映画館に行ってきました。

何を観ようかと迷ったあげく、結局観たのは「有頂天ホテル」。

約2時間、何もかも忘れて笑えました。

e411yの皆さんは今回の旅で4つのホテルに泊まった訳ですが、どのホテルが一番印象に残りましたか?

私は夏の研修会で写真を一目見た瞬間に、“中世のお城のようなホテルや!こんな立派なホテルに4泊も出来るんや!”って感動した、「ユニバーシティ・アームス」です。

そう真夜中に非常ベルで皆さんを叩き起こしてくれたあの感動的なケンブリッジのホテルです。

広大なパーカーズ・ピース公園に隣接し大勢の学生がスポーツしていましたね。

あの頃は旅はまだまだ始まったばかりと“有頂天”でした。




バックスの黄葉

2010年08月24日 | イギリス
秋の夕日に

      てる山もみじ

    こいもうすいも

        数ある中に

  まつをいろどる

      かえでやつたは

    山のふもとの 

        すそもよう


今回の旅で何度歌ったことでしょうか。

移動中のバスの中でもパートに分かれて練習しましたよね。

お酒とカラオケなしで歌を歌うことってあまりないので最初戸惑いました。

歌った後の現地の子ども達からの拍手の音が忘れられません。

帰国後“もみじ”と“かえで”の違いについても調べてみました。

少し賢くなりました。

「写真;ケンブリッジ ケム川西岸にあるバックスの黄葉:もみじ」


プロバンスの蝉

2010年08月24日 | フランス
今回の旅でe411yの皆さんも、お土産を含めいろんな買い物されましたよね。

今、記念の品々はどうなっているのでしょうか?

毎日見て楽しんでいる物ってありますか?

私の場合、各部屋に“カレンダー(ロンドン、ケンブリッジ、ルーブルの3種類)”を飾って楽しんでいるのとこれ(右写真)“プロバンスの蝉”です。

今、家の2階の柱に留まっています。

ヨーロッパでは蝉は珍しいそうで、それでプロバンス地方にいる蝉が土産物として有名になったそうです。

またこの蝉は“幸運のお守り”だそうです。

今年私は年男、良い事がありますように・・・。

南仏プロバンスの蝉ってどう鳴くのか聴きに行ってみたいものですね。

夏の地中海、綺麗でしょうねぇ。


ケンブリッジ

2010年08月24日 | イギリス
3日間、橋(ブリッジ)の話が続きました。

やはり今回の旅で“ブリッジ”と言えば“ケンブリッジ”だと思います。

“ケンブリッジ”とは“ケム川にかかる橋”という意味だそうです。

e411yの皆さんと一緒に乗ったボートは“パント”と呼ばれているそうです。

女性軍の交渉でボートの料金10ポンドを5ポンドに値切って、さらに長時間乗せてもらったけれど、日が暮れ始めてからは寒かったですね。

川の水面から湯気(川霧)が昇りだしましたよね。

薄暗い静かで幻想的なケム川パンティング・・・。

“ため息橋”“数学橋”“クレア橋”など素敵な橋の下をいくつも潜りました。

今日は節分、ケンブリッジで鬼のお面付けて豆撒きしたいような気分です。

あの中世の建物が残っている町には節分が似合うような気がします。

昨日、金沢から招いた講師先生と意気投合して夜遅くまで飲み、今日はぼんやり霧の中にいるような1日でした。


ロンドン橋落ちた

2010年08月24日 | イギリス
3日連続 “君は「世界の3大がっかり」を見たか(付録)”として挙がっていた“ロンドン橋”。

ヨーロッパ・ロンドンに到着してすぐの市内観光。

有名なタワーブリッジを車内から写真撮っていて通過していたのがこの“ロンドン橋”。

これと言って何の特徴も無かったようだけど、「ロンドン橋落ちた 落ちた 落ちた」歌は知っていましたよ。

あの日はロンドン到着の翌日、旅の始まり!ワクワクしていました。

「ロンドン橋落ちた 落ちた 落ちた」何を見ても感動していました。

「ロンドン橋落ちた 落ちた 落ちた」だからガッカリすることなんか絶対なかった。

出来ることならあの日に戻りたい! 

もう一度ロンドンに行かせて欲しい!


アビニヨンの橋の上で

2010年08月24日 | フランス
昨日に続き、“君は「世界の3大がっかり」を見たか(付録)”として挙がっていた“アビニヨンの橋”について。

この橋に登場するのは「ベネゼの物語」伝説です。

アビニオンの上流に住んでいたベネゼという羊飼いが、1177年に天からのお告げで「ローヌ河に橋を架けよ」と聞いた。

皆に話したが相手にされず町中の笑い者になった。ある僧侶がからかい半分に巨石を指差し、「これを持ち上げたら神のお告げを信じよう。」と言った。

群集の嘲笑の中でベネゼは祈った後、この石を持ち上げて「この石を橋の礎石にするんだ。」と言った。

これを見た群集と僧侶は寺院や役所に駆け込み、市民も含めて工事が始まったのです。

このことから橋の名前は“ベネゼ橋”と名付けられたそうです。

またこの橋はフランス民謡でも有名です。

「アビニヨンの橋の上で踊ろうよ 踊ろうよ・・・」  橋を見て全然がっかりしないんだけどなぁ・・・・。

途中で橋がなくなってるのが感動的だった!


ゴッホの跳ね橋

2010年08月24日 | フランス
インターネットを見ていたら、“君は「世界の3大がっかり」を見たか”というタイトルが目に入って来ました。

私は興味深くそれを読むと “ブリュッセルの小便小僧” “コペンハーゲンの人魚姫” “シンガポールのマーライオン” が挙げられていました。

さらにその付録として “ゴッホの跳ね橋” も入っていました。

人によって感じ方・ガッカリの程度は異なると思うのですが、私はこの旅で“ゴッホの跳ね橋”にガッカリはしなかったのですが・・・。

むしろあのゴッホの絵と一緒や!と感動したのです。

ちなみにその付録には他に“アビニヨンの橋”“ロンドン橋”も挙げられていました。

そこで私は「世界の3大がっかり(付録)」に今回訪れた3つの橋が登場していることにも感動してしまいました。

私は何にでも感動してしまうタイプなのでしょうか?


節分にヒイラギ

2010年08月24日 | イギリス
“明日で1月も終わりやなぁ・・・。節分も近いなぁ。” と言う職場での会話で節分のヒイラギを思い浮かべました。

今回の旅行でバスがケンブリッジに近づいた時、車中から民家の庭を見ると、ギザギザした形で棘のある濃緑色の葉に赤い実のなる木が目につきました。

クリスマスも近かったので“ヒイラギ”って綺麗な樹だと思いました。

実際、私は赤い実のなるヒイラギを見るのは初めてでした。(クリスマスケーキの上にあるヒイラギの飾りしか見たことがなかったのです。)

ケンブリッジで必ず赤い実のつけたヒイラギの写真を撮って帰ろうと思っていたのですが、結局撮れずに帰国してしまいました。

e411yの中でヒイラギの写真を撮られた方、連絡下さい!

調べて分かったことですが、日本のヒイラギはモクセイ科の植物、ケンブリッジで見たセイヨウヒイラギ(クリスマス・ホリー)はモチノキ科の植物で、葉の形が似ているだけで全く別の植物だそうです。

でも、日本も西洋もヒイラギを「魔よけ」 に使っているのは同じだそうです。

偶然ってすごいですね。


防災

2010年08月24日 | イギリス
この木曜日「防災教育」の研修会http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/bousai/
に参加して来ました。講演は京都大学巨大災害研究センター長 林 春男教授でした。

2030-2050年の間に紀伊半島沖の海底で巨大地震が発生する確率が最も高いんだって。

そして巨大地震が3つ連続して(もしくは同時に)発生するかもしれないそうです。

さらに活断層による直下型地震の可能性もあるとかで・・・。

そう言えばケンブリッジのホテルで深夜、非常ベルが鳴りましたよね。

驚いてとび起きて部屋のドア開けたけど、避難しなかった。

あの夜、皆さんはそれぞれの部屋でどんな避難(訓練)をしていたのでしょうか?

あの非常ベルが鳴った後、眠れましたか?

でも、窓のカーテンを開けたら、ホテルの前に青い回転灯をつけた消防車が止まっていたんですよ。

一体あれは何だったのでしょうか?

兎に角無事で良かった・・・。


迷子

2010年08月24日 | フランス
昨日、一人の生徒が大阪市内で迷子になってしまいました。

出願に一人で出かけたのですが・・・。

道が分からなくなったという電話連絡から数時間の間、音信不通でした。

職場は大騒ぎ、結果は一応無事出願を終え戻って来てくれましたが、私も探しに行く準備をしました。

そういえば今回の旅で私を含む何名かが迷路のような無人の街を彷徨い歩いたことがありましたね。

バスへの集合時刻に少し遅れ、皆さんに迷惑をかけてしまいました。

あの日は昼食を食べることも、買うことも出来ませんでした。

昨日の彼の気持ちよく分かりますよ・・・。

私たちが彷徨ったのは14世紀にローマ法王庁が置かれた町、アヴィニヨンでしたね。


高緯度

2010年08月24日 | e411y全般
今回の旅で地球が大きな球形であることを体感することが出来ました。

飛行機に長時間乗りましたね。

「経度」については“時差ぼけ”を感じました。

“時差ぼけ”には個人差があったと思いますが、e411yの皆さんはどうでしたか?

いつも私は研修になると眠くなってしまうのですが、今回は瞬きすると眠むってしまうときがありました。

逆に夜は眠れずにお酒の力を借りて寝ていました。

しかし「緯度」の感動の方が大きかった!日の入りの早いこと。

ケンブリッジの夜は本当に長かったですよね。午後3時半にはもう暗くなってしまうのですから。

そしてマルセイユでは久々に美しい日の出を見ることが出来ました。

それも朝8時の日の出。それを見たのは丘の上の教会。

空の色、海の色、町の色が変化していくのに見とれてしまいました。

何度も教会へ誘って頂いた杉岡さんに感謝しています。

大英博物館

2010年08月24日 | イギリス
先日、ビデオに撮り溜めしていたNHKの「世界美術館紀行」という番組を見ることにしました。

するとギリシャの美術館の紹介が始まり、これまでの歴史の中で貴重なギリシャの美術品が国外に多く流出してしまったこと、それを防ぐためにこの美術館が設立されたことなどが説明されていました。

その流出の主な例に現在大英博物館にあるギリシャ・パルテノン神殿の彫刻群が挙げられていました。

私はロンドンであの日、皆さんと一緒に大英博物館に入館してから閉館時刻近く(本当に真っ暗になる)まで大英博物館にずっといました。

音声ガイドを借り、昼食を摂るのも忘れ、世界中を旅し、特にギリシャのパルテノン神殿にいるような気分になっていたのです。

ギリシャにも行ってみたいです!


ルイ・ヴィトン本店

2010年08月24日 | フランス
“パリでショッピング”なんて私には似合わない言葉ですが、折角訪れたパリ・シャンゼリゼ通り。

改装なったルイ・ヴィトン本店に行ってきました。

入店するのに並ばなくてはならないほどのことはなかったものの、1階はすごい混雑。

人に酔ってしまいそうでした。店員さんは忙しそうだし、言葉話せないし・・・。

ふと横を見るとエスカレーターがあったので3階へ探検に行ってみることに。3階は空いていました。

でも店員さんは無愛想。折角のパリだからカードでバッグを2個ほど買ってみました。

すると「ココニサインオネガイシマス。ドウモアリガトウゴザイマシタ。」だって。この1月のカード会社からの請求にルイ・ヴィトンが入っていました。

すごい!地球の裏側で買ったのに、パリから請求来てる!そんなことに感動しています。

でも少々思い切りが良過ぎました・・・。 反省しています。


ニュートンの林檎の木

2010年08月24日 | イギリス
ニュートンがイギリス人ってことは知っていたけれど、ケンブリッジ大学出身ってことは出発前まで知りませんでした。

そしてあの進化論で有名なダウインもニュートンと全く同じケンブリッジ大学トリニティコ(カ)レッジに通っていたということも・・・。

ニュートンの林檎の木はそのトリニティコレッジの正門の前に何の看板や解説板もないままに、ごく自然に立っていました。

私は小学生の頃、ニュートンやガリレオに憧れてよくその伝記を読んでいました。

あの林檎の木が目の前にあるという感動は凄いものがあり、万有引力のように引き寄せられる力を感じました。

もう一度少年の頃に戻り、ニュートンの伝記を読んでみたいと思っています。

(さらに帰国後調べて分かったことですが、ニュートンは万有引力の法則を自宅近くにあった林檎の木で発見したそうで、ケンブリッジで発見したのではないとのことです。少しがっかりしてしまいました。)