
ただ今,岐阜から奈良へ帰って来ました!
奈良から高速道路で岐阜へ。
さらに東海北陸自動車道を北上,その後,山間の一般道路を延々と・・・
目指すは岐阜県北部にある飛騨市神岡町。
スーパーカミオカンデの実験は、神岡鉱山内の池の山地下1000メートルの場所で行われていた。
豊富な地下水、強固な岩盤、そして1000メートルの土かぶり があることからこの場所に設置されることになったという。
地下1000メートルにもぐることにより、観測の邪魔になる宇宙線が地上の約10万分の1にまで軽減されるから 。
そして,スーパーカミオカンデ検出器は、鉱山の入口からほぼ水平に1.7キロメートル進んだところにあった。
スーパーカミオカンデ検出器は、5万トンの超純水を蓄えた、直径39.3m、高さ41.4mの円筒形水タンクと、その壁に設置された光電子増倍管と呼ばれる,約1万3千本の光センサー などから構成されていた。
ニュートリノの観測???質量の有無???
小柴さんのノーベル物理学賞・・・
なにより,この猛暑やのに,坑道内は気温13℃で寒かった!
スーパーカミオカンデへの坑道に入る前に,トイレに 行った。
係りの方から,急激な気温の変化(35℃→13℃)で体調を崩す人がいるので・・・という説明。
(ただ冷えるからトイレに行くようにという話やったのかもしれない?)
坑道入り口左側のプレハブの作業小屋のトイレには,小便器が3個並んでいた。
坑道に入る車中で,係りの方からの説明によると,
このスーパーカミオカンデを見学に来られた天皇陛下は ,右端で用をされたとのこと。
小泉総理は中央で・・・
私はたしか・・・右端で・・・
そんなことを思い出しながらスーパーカミオカンデの扉を入ると,ただの薄暗い穴が続いているだけやった。
いろんな方のサインがあった。
でも,足元の鉄板?が,たまに凹んで変な音をたてるだけで,
小柴さんのノーベル賞受賞の頃よく写真?で見た,あの「5万トンの超純水を蓄えた、直径39.3m、高さ41.4mの円筒形水タンク」と、「その壁に設置された光電子増倍管と呼ばれる,約1万3千本の光センサー」は, 足元の鉄板の下で・・・
結局,何も分からずじまいやった???
@スーパーカミオカンデ実験の目的
実験の目的の一つは、太陽ニュートリノ、大気ニュートリノ、人工ニュートリノなどの観測を通じて、ニュートリノの性質の全容を解明することです。1998年には、大気ニュートリノの観測により、ニュートリノが飛行する間にその種類が変化する現象(ニュートリノ振動)を発見し、さらに2001年には、太陽ニュートリノの観測により、太陽ニュートリノ振動を発見しました。ニュートリノの性質を解明することは、宇宙の初期に物質がどのように作られたかという謎に迫ることにつながります。また、太陽で作られる太陽ニュートリノを観測することより、太陽内部の活動を直接知ることが可能になります。あるいは、超新星爆発からのニュートリノをとらえることにより、星の爆発過程の詳細を調べることができます。
一方、物質に働く4つの力をまとめて説明する大統一理論では、陽子が崩壊して別のもっと軽い粒子になることを予言しています。スーパーカミオカンデでは、この未発見の陽子崩壊現象を探索しています。陽子崩壊が発見されれば、大統一理論が実証されます。
「写真;スーパーカミオカンデ」