e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

ケンブリッジの蝉

2010年08月24日 | イギリス
以前2月4日に“南仏プロバンスの蝉”について書いたのだが、実は今回の旅で私は違う蝉も買っていた。

場所はケンブリッジ・マーケット。町の中央にあって野菜や花、駄菓子、アクセサリー、クラフト、衣類等の露店が並んでいた。その沢山並んでいた露店の中に骨董品のようなものを売っている1軒の店を発見した。店に入って品物を見ていると古そうな食器などに混じって、真鍮でできた昆虫を発見した。私は蝉だと思った。(南仏プロバンスの蝉の知識からそう思い込んでしまった。)何に使うものか分からなかったので尋ねると、お店の人は“これは灰皿で、こうやってマッチをするのよ。”と教えてくれた。私はそれが大変気に入って値切ることなく買った。店の人は新聞紙にその蝉を包んでくれた。

ホテルに戻って、嬉しくて同室のメンバーに新聞紙を開けてその蝉を見せると、“変わったハエですねぇ。一体これは何に使うものですか?”って聞いてきた。そのとき初めてこれが蝉でないことに気付いた。

でもこの蝉は私にとって今回の旅の一番の記念の品である。


e411y同窓会

2010年08月24日 | e411y全般
今日は生憎の雨、昨日は素晴らしい天気だったのに。

e411yの同窓会、近づいてきましたね。

申し込み締切日(3月8日)も近いですよ!

仕事、忙しい時期ですが、

皆さん忘れずに相撲レスラーさんに連絡しましょう。

旅の思い出を酒の肴に、帰国後のことなども話出来たらいいですね。

同窓会を楽しみにしています。

今日は雨でノンビリしています。

「写真;ケンブリッジ キングス・カレッジの礼拝堂」



自己責任

2010年08月24日 | イギリス
イギリスでの生活が始まった時、道を歩きながら添乗員から言われた言葉が“自己責任”。

さすが紳士の国・イギリス!道路を横断する時、赤信号でも自動車が来ていなければ歩行者は渡る。

その反対に歩行者がいなければ自動車も赤信号でも通過する。

小泉首相がよく“自己責任”って言ってたけど、道を横断するのにも“自己責任”を意識している国があるんだって感心した。

“自己責任”って口にしながら赤信号を渡ると、何故か緊張感とスリルと何とも云えない「生きてる」って感じが湧いてくる。

でも、信号って守るものではないの?

何か生き方の違いを感じた。

そして何度か危なかった。


サント・ビクトワール山

2010年08月24日 | フランス
あの南仏プロバンス一日バス旅行の日、最終見学地のエクス・アン・プロバンスからマルセイユに戻るバスの車内から、夕日に赤く輝く山が見えた。

思わず“アッ!あの山!”って声が出てしまった。

その山は有名な画家の絵によく描かれていた山だった。

描いた画家は多分・・・。

これが絵の知識の少ない証拠。

その山はおそらく白い岩石で出来た山だから、石灰岩質の山なのだろう。

塩酸をかけると二酸化炭素が発生する。

「写真;セザンヌのアトリエ」



化石を含む可能性が大きい。(昔、滋賀県彦根の山中にアンモナイトを探しに行き、石灰岩を手が痛くなるまでハンマーで叩いたけれどフズリナしか分からなかった。ウミユリが含まれてても私には分からなかった。)

この山はおそらく、大昔の地中海の海底に堆積したものが隆起して現在山となっている。

これは大陸移動によって地中海が狭められた結果である。

こんなことを言っても、どこにも絵心がない・・・。

どうしてすぐにセザンヌが出てこないのだ!

今は彼のアトリエを見学した帰りではないか・・・。

夢中でカメラに収めようとしたが、木にそして建物に邪魔をされ最後は道路の防音壁と夕闇が山を消してしまった・・・。


モネの睡蓮

2010年08月24日 | フランス
今回の旅、パリ・オルセー美術館でモネの『睡蓮』を見ることが出来た。

やはり本物は美しい。

池の水面に咲く睡蓮の花と葉、そして波と光・影その色彩の微妙な取り合わせ・・・。

美術のことはよく分からないが何も専門的な知識が無くても“美”は分かる。

オルセー美術館でモネの『睡蓮』を観ながら、2年前の夏、大変な目に遭った四国巡礼の旅のことを思い出していた。

2年前の夏はいくつもの台風が日本列島に上陸した。

8月初め、紀伊水道を小さな台風が北上し日本海に出たのを確認してから、自宅を車で四国へと出発した。

高速を快調に走り、淡路島に渡ろうとした時、『大鳴門橋・強風のため通行止め』の表示。

行けるところまで行ってみようと車を走らせとのだが、結果、渋滞の列に挟まれてしまった。

かなりの時間待ってようやく開通したのだが、徳島で一般道に降りると『室戸方面冠水のため通行止め』の表示。

すぐに高速に戻り高知へ向かうことに進路変更。

高知道も大雨となり、トンネルを出た瞬間に目の前が何も見えない、ワイパーなんて無いのと同じ、まさにバケツの水を・・・の状態が続いた。

結局、高知市の手前の南国市で高速を降ろされ一般道で付近のお寺から巡礼を再開した。

この日は高知市内のホテルに泊まったのだが、一晩中激しい雨が降り続いていた。

翌朝、ホテルのTVで四国道(高速)通行止め、国道55号(徳島ー室戸岬)も通行止めのニュースが流れていたが、とりあえず帰宅の目途も立たないままに目的の室戸岬・第24番札所最御崎寺目指して出発することにした。

そして室戸岬の少し手前、高知県北川村で“モネの庭”の看板を発見し昼食を摂りに立ち寄ることにした。

そこで台風通過で庭は乱れてしまっていたが、綺麗な睡蓮の花を見ることが出来た。

嵐の去った後(いや、まだ最中)の花は特に美しかった。

そのとき嵐の中の高知・室戸岬を巡りながら本物のモネ『睡蓮』を観たいと思った。

そしてさらに自宅に無事帰ることが出来たら睡蓮の花を咲かせてみたいとも思った。

本当に大変なドライブだった。


ローマの傘松

2010年08月24日 | イタリア
昔、家族旅行でイタリアに行ったとき、松並木と石畳の“アッピア街道”をバスの車中から見た。

その時、街道では世界共通で並木には松を用いるのかなぁ・・・と思った。

東海道もそうだったからである。

でも、日本とイタリアでは松の形が違い、イタリアの松は下枝が無く(唐)傘のような形をしていた。

そして今回の旅でもマルセイユの松は傘の形をしていた。

『すべての道はローマに通ず』という諺の通り、ここから車を走らせればネグレスコホテルの前を通り、ローマに行くことが出来るのだと思った。

そうすればトレビの泉の願いが叶う!

自宅の庭にはローマ・カラカラ浴場で拾って蒔いた3本の“ローマの松”が育っている。

いったい傘松の形は剪定によるものなのか、気候風土なのかそれともDNAなのだろうか?

この松が大きくなってどんな形に育っていくのかを私は楽しみにしている。

でもこの松が立派な傘松になる姿を私は見ることが出来るのだろうかと思うときがある・・・。

そこで私は2人の息子が自立するときに、この“ローマの松”をプレゼントしようと考えている。

今、私の庭ではこの“ローマの松”を樹齢約300年の“侘助”が見守っている。


オールドパー18年

2010年08月24日 | イギリス
今回の旅でも、いろんな美味しいお酒が飲めるのを楽しみに出発しました。

ウイスキー・ピール・ワインなど、それぞれどんな銘柄のお酒との一期一会があるのかと・・・。

まず、関空で出国の手続きを済ませて免税店を覗いていると店員さんが“今、6000円以上お買い上げになると、このオールドパーをサービスします。”と声をかけてきた。

暫らく商品棚を見て考え、時差ぼけ対策にと約6500円の『オールドパー18年』を購入することにした。

購入してから思ったのだが、どうしてオールドパーが貰えるのにオールドパーを購入してしまったのだろうか?

その時は『イギリスへ行ける!』=『スコッチウイスキーが飲みたい!』=『それなら6000円以上のオールドパーを買おう!』と脳ミソが勝手に判断してしまったのだろう。

購入した『オールドパー18年』はロンドンでの3泊の間に全て時差ぼけ対策として飲んでしまった。

イギリス・フランスでいっぱいいろんなお酒を頂いたのだが、帰国後思ったことは“関空で購入したオールドパー18年が一番美味しかった。”ということである。

修行中の私にとって、美味しいお酒と出会う旅とは不思議なものだとつくづく感じた。


ため息橋

2010年08月24日 | イギリス
今日も人の醜い部分を何度も見てしまった。

誰もいないところで何とも云えない『ため息』をついた。

諦めなのか何なのか・・・。

“でも自分はどう・・・”と自分自身に問いかけてみた。

さらにその後、カウンセラーの悩みも聞く立場になってしまった。

悩みを聞いて欲しいのは実は自分の方なのに・・・。

また『ため息』をついてしまった。

また幸せが逃げて行ってしまうのだろうか。

イタリア・ベネチアで『ため息橋』を見たことがある。

処刑される人がため息をつきながら処刑場へと渡る橋だと言う。

美しい橋だったけどツアーガイドから“スリに注意して下さい。”と云われ、その瞬間、美しいものが吹っ飛んでしまった。

今回の旅、ケンブリッジで『ため息橋』を見た。

“ケム川の舟の上ではスリも出まい。 美しい!”と思った。

あの橋ではどんな『ため息』をつくのだろうか。

その説明はなかった。


海辺のカフカ

2010年08月24日 | e411y全般
今回の旅に出る前に受験生の息子に“旅先で何か読む本を貸してくれへんか。”と聞いてみた。

息子がどんな本を貸してくれるのか楽しみであったし、また帰国後の話題の一つにでもなればとも思った。

息子が貸してくれたのは村上春樹著『海辺のカフカ』だった。

その本にどんな意味が秘められているのかは、読めば分かるだろうと思い何も言わずに借りることにした。

私は本のタイトルは知っていたが内容は全く知らなかったし、村上春樹の本を読むのも久しぶりであった。

私は私の住む町にある“関空行き”のバス停から読書をはじめ、空港や飛行機の機内、移動中のバス、ホテルのベッドの上などで帰国までに上、下巻とも読み終えることが出来た。

しかし、残念ながら息子からこの本に託されたメッセージを解読することは出来なかった。

本の内容も “夢の中” のような話で難しすぎた

。ここ数年、四国遍路を続けている私にとっては、讃岐・高松は四国遍路の最終の地であることに偶然を感じ、早く四国・讃岐に行ってみたい(旨い讃岐うどんが食べたい!)という気持ちだけが残った

。帰国後、息子と『海辺のカフカ』について少し話をしたが、どうもこの本を貸してくれたことに特別な理由は無かったようである。

“写真;マルセイユ・イフ島”


ロンドンの地下鉄でトラブル

2010年08月24日 | イギリス
ロンドンでのある夜、ビッグベンの夜景を見に行こうということになり、ホテル近くの駅から地下鉄に乗り何人かで出かけました。

目的の駅で降り、しばらく歩くとトラファルガー・スクエアに出ました。

お昼に見た時、“三越のライオンを沢山並べたような所やなぁ・・・”という印象だったのですが、夜は暗くて前を行く人について行くのに精一杯。

広い通りをさらに歩くと ビッグベンが見えてきました。

感動! でも寒かった!

もっと近くまで行きたかったのですが“遠くから見るのが美しい”という意見で駅に戻りました。

切符を買ってホームに止まっていた列車に乗ったのですが、何分たっても動きません・・・。

本当に止まったまま。

誰かメンバーの中に英語の達人は・・?

やがて列車から降りる人も出てきました。

構内のアナウンスもあって、多くの人が降りていく・・・。

でも残って乗っている人もいる・・・。

他の帰り方はタクシー? 別の路線の地下鉄? その駅誰か分かる?

結局、列車を降りて切符の払い戻しをしていたときに地下鉄が運転再開しました。

その間すごく長い時間に思えました。


播種

2010年08月24日 | フランス
昨日の午後は趣味の園芸、“竹薮の手入れ”。

春になったらタケノコが出やすいようにと竹薮の手入れをしていました。

竹を間引き、片付け、下草などの掃除をし結構身体を動かしました。

美味しい筍が食べれますように・・・。

皆さんは筍の先の部分と根っこの部分とどちらが好きですか?

さらに今年は春になったら “マルセイユの思い出” を蒔きたいと思っています。

マルセイユの小学校で選抜された女子が体操の特訓していた体育館に行く時、イブキのような木の生け垣の横を通りましたよね。

その木の実から出てきた種子を蒔こうと思っているのです。

自宅には昔家族旅行でローマ・カラカラ浴場で拾ってきて蒔いた松も大きくなってきています。

松の芽生えって綺麗でしたよ。

今度はどんな芽生えがあるんでしょうか。

春が楽しみです。


リンボー先生

2010年08月24日 | イギリス
昨年の夏以降、e411yの皆さんは旅行が決まってからどのようなことをされましたか?

私は家族旅行等でフランスに行く可能性はあるかも知れないけれど、まさかイギリスに行けるなんて夢にも思ってなかったので、イギリスについて知ろうと古本屋で本を数冊購入しました。

(実際は古本屋でウロウロしていたら「イギリス・・・」というタイトルの本が目に入り、気になって購入した訳です。)

それがブログ左に並んでいる本たちです。

特に“リンボー (林望)”先生の本はドアの開く方向の話や自動車のナンバープレートの話など大変勉強になりました。

でも、困ったことにすぐに読んだことを忘れてしまうのです・・・。

11月には完全に忘れていました。


タバコ

2010年08月24日 | e411y全般
今回のイギリス・フランスへの旅で“やっぱり日本と違うなぁ”と思ったのがタバコやお酒の自動販売機がないことです。

どうして日本は未成年者にとって法律に触れる物をあんなに簡単に購入できる機械で街頭で販売しているのでしょうか?

本当にそれで良いんでしょうか?

先日、新聞で「タバコが1箱いくらだったら貴方はタバコをやめますか?」と言うアンケート結果が載っていました。

およそ500円で約半数の人がタバコを止めると答えたそうです。

(私は子どもが誕生した時に、“もう自分ひとりの身体ではないんだ・・・。”と思ってタバコを止めました。20年以上も前のことですが。)

確かイギリスではタバコ1箱が約1000円だったとか。

日本もそれぐらいの価格にしてみませんか?

でもお酒の値上げだけは止めて下さい! 私が困ります!

だから値上げを止めてタバコとお酒の自販機を無くそう!

これは自分勝手な意見なのでしょうか・・・。


ルーヴル美術館

2010年08月24日 | フランス
今回の旅でもっと時間が欲しかったのがルーヴル美術館でした。

あまり時間がなかったので“ミロのヴィーナス”に向かって案内表示を頼りに大急ぎで直行しました。

遥か彼方に“ミロのヴィーナス”が見えた時のなんとも言えない感動は忘れられません。

さらにルーヴル美術館の建物の広さ(長さ)に圧倒されてしまいました。

昨年の夏、京都の美術館へ“ルーヴル美術館展”を見に行ったときの感動とはまた違いました。

何が凄いって、あの超有名な“ミロのヴィーナス”の周りにさえ人があまりいないことです。

日本ならどんなことになっていることでしょう。

入館に何時間も並んで待って、人ごみの向こうにそれを瞬間だけ見て退館することになるんでしょうね。

“本場で本物にゆったりと会える”という幸せな時を過ごすことができました。

そして“ミロのヴィーナス”の周りを何周も回ってしまいました。

ルーヴルはすごい!


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2010年08月24日 | フランス
フランスにいる間、いつも何処からか見つめられているような気がしてなりませんでした。

それがこの写真のカルバン・クラインの広告でした。

上下に回転して他の広告物にも変わるんですが、何故かこの絵(広告)が気になってこれが出てくるまで見てしまう、 マルセイユでもパリでも・・・。

街のいろんな所にこれがありました。

でも本当に気になってしまったのです。

無意識に探してしまうようになっていたのです。

こんなこと気にしてたのは私だけなのでしょうか?

でも、フランスって何もかもお洒落でしたよね。

私、ブランドのことはあまり詳しくないのですが、カルバン・クラインってアメリカのブランドなのですか?