e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

ワンダー×ワンダーにケースケさん!

2010年08月30日 | 野鳥・昆虫・野生動物
昨夕,家人は友人と会食で神戸へ。


長男は,大阪・天神祭へ。


それで,私は親父と2人で夕食を摂ることに。


しかし夕方,私が用事を済ませて帰宅したときには,親父はTVの前に座り冷蔵庫の中のものを摘みながらビールを飲んでいた。


せっかく相撲を見ようとしたのに,高校野球・県大会決勝戦の中継が割り込んでしまったのだとぼやいていた。


夕食後,新聞のTV欄を見てもこれと云って見たい番組もなく・・・


私は2階に上がり,読書をしながら今まで録画しておいた番組を見ることにした。


午後10時45分過ぎ,見ていた録画番組 が終わり,自動的にTV画面に切り替わって驚いた!


大学のサークル(野鳥の会)の先輩が,TVに出演しているではないか!


私はひとりTV画面に向かって「ケースケさんや!」って叫びそうになった。


新聞のTV欄を探すと,NHK「ワンダー×ワンダー」という番組のようだ。


どうやら先輩は,野鳥がモノマネ行動をする様子を解説していた様子?


字幕を読むとR大学理学部教授とあった。


私がケースケさんと出会ったのは大学入学してすぐのこと。


彼は,およそ35年も野鳥を追いかけ,今も研究してはるんや~


尊敬というか,私との人生・生き方の違いを感じたというか・・・


その番組は10時50分に終了したので,先輩の姿を見ただけで終わってしまった。


以前このブログで記事にしたけど,先輩と出会った「○○大学野鳥の会」はもうないんや・・・

それより・・・家人と長男の帰りが遅いよなぁ~


「写真;上高地で見た鴨たち」

峰の記憶;穂高岳

2010年08月30日 | 山・川・水・温泉
高校2年生の夏は,槍ヶ岳と穂高岳に登った。



高校の部室から重いザックを背負って最寄駅へ。



名古屋を経由して木曽福島駅?で下車し,バスで上高地を目指す予定。



しかし,夜行列車のこと・・・



木曽福島駅の手前で,メンバー全員が眠ってしまったらしい?



私がふと目を開けた時には,列車は木曽福 島の駅に停車していた。



キャプテンである私は大慌て。



部員と顧問の先生を起して,列車の窓から下車することに。



先に身体と片手に持った登山靴が下車。



その後,列車の中の者が,ホームの者に窓からザックを渡した。



部員全員が降りたと同時に,列車は発車して行った。

バスから降りて,上高地から涸沢まで,徳沢,横尾を経て約6時間歩いた。



屏風岩が見えた時は感動したよなぁ~



キャンプ地である涸沢は,氷河が作ったカール地形。



だからモレーンを越える時のシンドさは,睡眠不足も相まって厳しかった~



翌日は,ザイテングラードから奥穂高岳,そして前穂高岳へのピストン。



奥穂高岳から前穂高岳へのピストンの行程で,一人の男性と知り合いになった。



その人は,我々に山の魅力をいろいろ語ってくれた。



前穂高岳から奥穂高岳への帰り,涸沢での再会を約束して,その人はピッケルを使って雪渓を涸沢へと下って行った。



我々は元来た道を下山し,涸沢のキャンプへ到着した時,山岳救助隊が前後にロープをつけた橇を引いて下山してきた。



橇の上にはビニールシートに巻かれた物体?が乗っていた。



何があったのかを聞くと,前穂高岳から奥穂高岳の間の雪渓を降りた登山者が滑落し,岩にぶつかって死亡したとのこと・・・



多分・・・我々と涸沢での再会を約束して別れたあの人・・・



今,北海道での山での遭難事故が大きな話題になっているけど,それが人生で初めて出遭った遭難やった。



なんかショックで・・・



憧れの穂高岳登頂の興奮が一度に冷めてしまったのを覚えている。



「写真;大正池から見た穂高連峰」

峰の記憶;剣岳

2010年08月30日 | 山・川・水・温泉
なぜか数年前から,


家人が「立山黒部アルペンルート」に興味を持ち出した。


私は,結婚を条件に登山靴を脱いだ人間だ。


そんなことが関係しているのかと思ったことがある。


私が生まれて初めて日本アルプスに登った のは高校1年生の夏。


立山と剣岳やった。


室堂からザックを担いで立山を越え剣沢でテントを張り,


夕日に映える剣岳を見て,明日あの山の頂に立てるんやと想像し,


暗くなるまで眺めていた。


高2の先輩は,なにを間違ったのか灯油をコンロで沸かしてココアを入れてくれた。

もう少し沸騰させていたら引火していたか爆発?してたかも知れへん。


先輩も剣岳を前に,きっと興奮してたんやろう。


あの夜は,寝ようとしてもその興奮でなかなか寝付けなかった。


翌日早朝,剣岳に向かって歩きだしたらもう大渋滞・・・

そして,雪渓を横切る途中で落石に遭った。


遥か雪渓の上部から,頭大の岩がイレギュラーバウンドしながら


雪煙を上げて我々に向かって落ちてきた。


逃げようにも雪渓を横切る道の途中。


しかも前後は大渋滞。


ただ身を屈めて岩が当たらないようにと祈るしかなかった。


幸いにも岩は,我々の2mほど手前でバウンドし,


5人ほど前にいた人の50cmほど上を通 過して落ちて行った。


カニの縦這いや横這いなど,初めての岩場を登ったのも覚えている。


頂に立ってその爽快感というか展望の素晴らしさに感動したんやった。


あれから35年・・・


私も「立山黒部アルペンルート」に行ったことがない。


家人に勧めてお供することにした。

本当に行きたかったのは,私の方やったのかも知れへん。

「写真;大観峰と立山ロープウェイ」

上高地帝国ホテルのオムハヤシライス

2010年08月30日 | グルメ
あっという間に,私の短い夏休みが終わってしまいました。



皆さんは,昨日の「日食」をどこでどの様に観測しておられたのでしょうか?



ついつい空を見あがると,自然と口が開いてしまうものです。



私も昨日の11時頃,口を開けながら空を見上げていたことでしょう。



私が口を開けていた場所は,信州・上高地の大正池の畔。



それが都合のいいことに,適度の雲のフィル ターがかかり,肉眼でしっかりと「日食」が見えたのです。



薄暗くなった大正池,梓川の流れ,穂高岳,焼岳・・・



久々に訪ねた上高地でした。



日食を観た後は大急ぎ,次の目的に向かって早足で。



その目的とは,上高地帝国ホテルの「オムハヤシライス」。

私,上高地に行こうと決めた日から,絶対食べようと決めていたのです!



写真を並べたら,どこか似ていると思いませんか?



「写真;上高地帝国ホテルのオムハヤシライス」




Gは、ジャイアンツのG

2010年08月30日 | 我が家
先日、私の家のPCの調子が悪くなった。


ネットに繋がらないし、メールも出来ない。


PCの画面には、メールサーバーが見 つからないとの表示。


何度か時間をあけて試してみたけど、結果は皆同じやった・・・


ブログを書きたかったので、プロバイダーにTELした。


電話が繋がり担当の女性が優しくアドバ イスをくれる。


ここ最近、女性からこんなに優しくしてもらうことって???


私はその指示に従ったのだが、結局原因は不明?


その原因を探す途中でのこと、


プロバイダーの女性が、「次に言う文字を、英語の小文字で入力してください。」と言うので、私はその指示に従った。


「○○のh、○○のt、○○のt、○○のp・・・・・」と続き、


なんとその女性は、「ジャイアンツのG」と言ったのだ。


私はそれを聞いた瞬間「エッ!」と声を出してしまった。


担当の女性は「どうかされましたか?」と聞いてくれた。


私は「Gは、なんでジャイアンツのGなんですか?」と聞いた。


その時、私はインターネットが繋がらない苛立ちと、プロバイダーに電話してもその原因が分からないガッカリ感と・・・


トドメに、あの憎き「ジャイアンツのG」と聞いた悪寒・・・


「なんで、GはジャイアンツのGなんやろ?」


「tはタイガースのTと違ごたのに・・・」


その女性は、「Gは、なんでジャイアンツのGなんですか?」と聞いた私の意図に気付いたらしい。


関西弁の人に「Gは、ジャイアンツのG」と言うのは気をつけよう!


特に今年はトラの調子が悪いので、苛立っているトラファンは多いはず・・・


「写真;応援着姿の私」

ホオジロ

2010年08月30日 | 野鳥・昆虫・野生動物
きっと頬が白いことからこの名が付けられたのだろう。


頬が赤い鳥でホオアカという鳥もいる。


今日は週末、飲み会への誘い・・・


酒を飲んだ私の顔はホオアカ?


留鳥のホオジロは、1haほどのなわばりをかまえ、

その内部で、つがい相手が死なない限り、

同一のつがいの組み合わせで一夫一妻の生活するという。

離婚話が多い今の人間社会とは大違いやなぁ・・・


私はいくら酔っぱらっても、塒(ネグラ)の自宅へと帰る。

待ってくれている人がいるから帰るのか?


それとも、そこへしか帰る場所がないのか?


まぁ~ホオジロのように、夫婦仲良く生きたいもんやなぁ~


「写真;曽爾高原のホオジロ」


不如帰

2010年08月30日 | 野鳥・昆虫・野生動物
曽爾高原で、早朝、ホトトギスの鳴く声を聞いた。



どうやら鳴きながら飛んでいる様子。



少し明るくなった空を見上げ、ホトトギスを探した。



ホトトギスにカメラのレンズを向けるが、遠くてなかなか視野に入ってくれない。



シャッターを切ったが、多分写真を見てもホトトギスとは識別できないだろう。



「ホトトギス」を表す漢字表記は、幾通りもあるという。



「時鳥」「不如帰」「杜鵑」「子規」「鵊」etc・・・



漢字表記が幾通りもあるということは、それだけ人との関わりが深かったということだ。



漢字はそれぞれ意味をもつ。



人と自然との距離が遠くなってしまった現在、



「ほととぎす」が「ホトトギス」だけになってしまうのは残念なことだ。

あの夜、誰もいない月夜の高原で独り聞いたホトトギスの鳴き声は、本当に寂しかった・・・



人から聞いた『遠野物語』にあるという話を思い出しながら、夜が明けるのを待っていた。



“むかしむかしのこと.カッコウもホトトギスも人間だった。カッコウが姉、ホトトギスが妹だった。姉のカッコウはある時、芋を掘って焼き、まわりの固いところを自分が食べて、中の軟らかなところを妹にあげた。妹は姉がもっとうまいところを食べたと思い込み、怒って包丁で姉を殺してしまった。姉はたちまち鳥になり、「ガンコ、ガンコ」と鳴きながら飛び去った。「ガンコ」とは遠野方言で「固い」という意味である。妹は姉がいいところを自分にくれたことに気づき、後悔したがもう遅い。やがて妹も鳥になって「包丁かけた」と鳴くようになった。遠野ではホトトギスのことを「包丁かけ」と呼ぶ。盛岡あたりではホトトギスは「どちゃへ飛んでた」と鳴くという。”


「写真;ホトトギス」



阪神甲子園球場

2010年08月30日 | 自宅から西へ
今日は夕方から甲子園球場へ。


阪神-オリックス戦のチケットを2枚貰ろたから。


近鉄大阪戦にある最寄り駅から大阪・鶴橋へ。


鶴橋のホームを4番から3番へ10歩ほど歩いて


そのホーム来る「三宮(神戸)行き」乗った。


そう,今春?より,近鉄電車と阪神電車が繋がったので,


そのまま直通で甲子園球場に行けるんや!



貰ろたチケットの座席は,バックネット裏,前から6列目。



今まで観たなかで,一番グランドに近い席。


それに,新装なった甲子園球場の座席は,


前後も左右も広くなってたでぇ~。


今夜の試合は,先発の下柳がよう投げ,


新外国人のブラゼルが2ランホームランを打ち,


最後は藤川が締めくくって勝った!


「六甲おろし」を思いっきり大声で歌うて帰宅した。


心配してたけど,電車や球場でマスク姿の人はあまり見かけへんだ。


新型インフルエンザ騒ぎは,おさまったんやろか?


やっぱり影響は,まだ残ってた。


それは,ジェット風船を飛ばしたらアカンこと・・・


雨も夕方には止んで,エエ週末やったなぁ~


「写真;阪神甲子園球場・赤星選手」


益田岩船

2010年08月30日 | 県内
久々に「猿石」を見た感動と興奮の状態で、再び車に乗り込んだ。



すぐに用事に戻れる心の状態ではない。



以前から見たかった「益田岩船」を、どうしても見てみたいという感情を抑えられなくなっていた。



「益田岩船」のおおよその場所は知っていたが、橿原の団地のはずれの山の上という程度。



ここの団地はかなりの大きな規模、その中を通 る何本もの縦横の道路のうち、どれを通ればよいのかは知らない。



やっとのことで目的地付近に到着し、車を停める場所を確保した。



山に登る入り口は、小さな公園になっていた。



そこに1人の男性がいたので、「益田岩船は、この道を行けばいいんですか?」と聞いた。



その男性からは、予期せぬ答え。



道がかなり急なこと、途中でロープをつたって登る箇所があることを教えてくれた。



それを聞いて私は自分の足元を見た。



この日、私は用事で出かけるために革靴を履いていた。

車まで戻ればトランクの中に運動靴がある・・・でも少し距離が・・・



まぁ~昔登山をしていたのだから大丈夫やろうと、そのまま登ることにした。



結果?



それなりに急な坂道を、それなりにロープを使って登り切った。



やがて竹が繁るその向こうに巨大な岩が見えて来た。



感動や!



それは、高さ約5m、南北約8m、東西11m、重量約800tという大きさ!



その石の胴の下半分には、縦横に溝が刻まれていた。

何のために縦横に溝を刻んでんやろう???



とりあえず、私は「益田岩船」の周囲を一周することにした。



一周したんやけど・・・岩の上部にあるという溝や正方形の穴が見えない。



ここは山の斜面、斜面を登れば上部を見下ろせる場所があるはず。



少し高い場所に登ると「益田岩船」の上部が斜めに見えた。



私の心にムクムクとこの岩に登ってみたいという願望が・・・



斜面上部(南側)から登れば、岩の高さは低い。



しかし・・・岩の表面は磨いたかのようにツルツルで、滑り台のようやった。



運動靴さえあったら、斜面の上部から助走をつけて走ったら、そのまま登り切れるかも?



なんであの時、運動靴履き替えて来うへんかってんやろう・・・



今から靴履き替えに車まで戻ろうか・・・



革靴でチャレンジしてみようか!



でも・・・失敗したら、ツルって滑ってスラックスの膝に穴があき、打撲か出血?



私は革靴と靴下を脱いで、そ~っと登ることにした。



素足を岩の表面に乗せ体重を掛けようとした瞬間、「これはアカン!無理!」って感じた。



諦めきれない私は、次の可能性を探した。



岩の東壁、北壁は登れそうにない。



残るは西壁だけ。



岩に刻まれた縦横の溝に手と足が掛かれば登れそうな気がするんやけど・・・



仮に登れたとしても降りれるやろか?



昔、北アルプスの穂高・ジャンダルムで、足が滑って岩壁にぶら下がったことがある。



馬の背、ロバの耳も歩いたよなぁ~



まぁ~高さ5mの岩で死ぬことはないやろうから・・・



※用途については空海が碑名を撰した益田池の顕彰碑の台座、古墳の石槨、占星台、拝火教の祭壇などの諸説があるが、はっきりした事は判らず今も謎のまま。



「写真;益田岩船」