鳩山首相が、国連で、温暖化ガスを2020までに90年比25%削減すると演説した。
会場からは拍手がおこり、演説後には多くの国の首脳に握手を求められていた。
サルコジやゴアも絶賛していた。
日本の首相が、こんなに国際社会から喝采される光景は、
ついぞ見た事がなかったから、なんだか嬉しくなってしまった。
しかし、国内では、経済界が実現は無理だと反発している。
石油のでない日本では、80年代から省エネが進められていた。
そのため、欧米などより、既に削減できる幅が少なく、
その欧米より大きい削減目標等実現できるわけがないというのが理由だ。
政府は、排出量取引などの方法も取り入れるとしているが、
それに対しても、
各企業が排出権を買い取るための費用を捻出するため
企業の国際競争力が損なわれるとか、
海外の途上国からの排出権買い取りのための増税は
国民生活を圧迫するとか批判が多い。
マスメディアの報道は、こうした懸念を示す事に行きがちだが、
では、目標を達成しなかったらどうなるというのだろう。
「温暖化しているというのは嘘だ」という一部の学者の意見に
組するとでも言うのだろうか?
批判だけで終わらせては、何の未来も無い。
化石燃料の時代から、再生エネルギーの時代に移っていくのは
もう既定路線と言ってもいい。
その移行をスピードアップする為に政府の政策がある。
エネルギー転換していくには、経済界の理解を得て、
産業構造を転換していかなくてはいけない。インフラ整備も必要だ。
大変な作業である。
企業の中には商売替えを強いられる所もあるだろうし
電力会社だって、今のままの方が楽に決まっている。
こうした改革は、
楽に儲けたい既得権益者に対し、
苦労は伴うが、将来の世の中にとっては利益となる
どうしても必要な作業なのだということを納得させる作業だ。
そして、そうして作った新しい未来のほうが、
現在の世の中よりも快適で人間らしい生活が待っているということも
理解してもらわねばならない。
大変な作業だというのはわかっているが、
それをやらないことには、世の中は今のまま袋小路から抜け出せない。
経済成長のために、自然を犠牲にして来たのがこの戦後60年間だった。
これからは、自然と共生していく時代である。
マスメディアは、批判を行う一方で、
何らかの解決策を提示する努力が必要ではないかと思う。
また、政府の温暖化対策の具体的な方針を
早いとこ取材して、国民の前に提示し、議論の遡上に載せてほしい。
このところ政権が不安定だった日本は、
国際会議でほとんど蚊帳の外という感じだったのが
この政権交代で、俄然注目を浴びている。
日本は変わるという事を世界中が期待しているという事が
ひしひしと伝わってくる。
この風に乗って新しい未来に向かう事は、決して間違いではないはずだ。
理屈でわからないときは、気分のいい方を選べばいい、のだと思う。
そういう意味でもうひとつ気になるのが「八ッ場ダム」だ。
次回はこの話を。
会場からは拍手がおこり、演説後には多くの国の首脳に握手を求められていた。
サルコジやゴアも絶賛していた。
日本の首相が、こんなに国際社会から喝采される光景は、
ついぞ見た事がなかったから、なんだか嬉しくなってしまった。
しかし、国内では、経済界が実現は無理だと反発している。
石油のでない日本では、80年代から省エネが進められていた。
そのため、欧米などより、既に削減できる幅が少なく、
その欧米より大きい削減目標等実現できるわけがないというのが理由だ。
政府は、排出量取引などの方法も取り入れるとしているが、
それに対しても、
各企業が排出権を買い取るための費用を捻出するため
企業の国際競争力が損なわれるとか、
海外の途上国からの排出権買い取りのための増税は
国民生活を圧迫するとか批判が多い。
マスメディアの報道は、こうした懸念を示す事に行きがちだが、
では、目標を達成しなかったらどうなるというのだろう。
「温暖化しているというのは嘘だ」という一部の学者の意見に
組するとでも言うのだろうか?
批判だけで終わらせては、何の未来も無い。
化石燃料の時代から、再生エネルギーの時代に移っていくのは
もう既定路線と言ってもいい。
その移行をスピードアップする為に政府の政策がある。
エネルギー転換していくには、経済界の理解を得て、
産業構造を転換していかなくてはいけない。インフラ整備も必要だ。
大変な作業である。
企業の中には商売替えを強いられる所もあるだろうし
電力会社だって、今のままの方が楽に決まっている。
こうした改革は、
楽に儲けたい既得権益者に対し、
苦労は伴うが、将来の世の中にとっては利益となる
どうしても必要な作業なのだということを納得させる作業だ。
そして、そうして作った新しい未来のほうが、
現在の世の中よりも快適で人間らしい生活が待っているということも
理解してもらわねばならない。
大変な作業だというのはわかっているが、
それをやらないことには、世の中は今のまま袋小路から抜け出せない。
経済成長のために、自然を犠牲にして来たのがこの戦後60年間だった。
これからは、自然と共生していく時代である。
マスメディアは、批判を行う一方で、
何らかの解決策を提示する努力が必要ではないかと思う。
また、政府の温暖化対策の具体的な方針を
早いとこ取材して、国民の前に提示し、議論の遡上に載せてほしい。
このところ政権が不安定だった日本は、
国際会議でほとんど蚊帳の外という感じだったのが
この政権交代で、俄然注目を浴びている。
日本は変わるという事を世界中が期待しているという事が
ひしひしと伝わってくる。
この風に乗って新しい未来に向かう事は、決して間違いではないはずだ。
理屈でわからないときは、気分のいい方を選べばいい、のだと思う。
そういう意味でもうひとつ気になるのが「八ッ場ダム」だ。
次回はこの話を。