橋本治とナンシー関のいない世界で

「上野駅から夜汽車に乗って」改題
とうとう橋本治までなくなってしまった。
平成終わりの年にさらに改題してリスタート。

小沢一郎立候補らしい!「民主党代表選を政局で語るな!」に追記 「ぶら下がり」について

2010-08-26 08:30:47 | 国内情勢
民主党代表選。今、小沢さんが立候補する意志を鳩山さんに伝えたとNHKが速報を打ちました。さあ、はじまるぞって感じですね。

というわけで、前回書いた代表選についての文章にちょっと補足をさせてください。
「民主党代表選を政局で語るな!政策論に注目~ビデオニュース・マル激に鳩山前首相登場!必見」
に、鳩山さんが記者会見開くと言ったときのことを鳩山さんの言葉の引用で紹介しました。
 鳩山「私どもがホントは記者会見を開きますよってやりたいんだけれども、
    記者会見を開く開かないか、場所を決めるのも、ましてや人間を決めるのも、
    自分たち記者クラブの権利なんですよって、いうふうに彼らは思ってた訳ですよね。」

ちょっと説明が不十分かと思ったので追記します。

このあとの文章で、私は、「あくまでも鳩山さんの言だが、これって、総理が会見開きたいので集まって欲しいと言ったけどダメだったっていう意味なのだろうか???」と書いていますが、やはりそれは現実的に考えてもないですよね。

これは、鳩山さんがいわゆる「ぶら下がり」取材を止めて、時々「記者会見」を開きたいと言ったために、クラブ側は「ぶら下がりを止める」の方に反発したということですね。ぶら下がりも記者会見も両方やるならどっちも出るんでしょう。
朝夕の「ぶら下がり」というのは、昼ニュースと夜ニュースで使えますし、毎日やりますから、メディアに取っては毎日首相のコメントがとれる便利なものなんですね。
でも、ぶら下がられる側からしたら、バラバラ質問投げかけられるだけで、落ち着いて説明したい事もできないから、止めたいと言う気持ちも分かります。
あれって、考えてみたら、小泉さんが始めたもので、その前の首相はやってなかったんですよね。小泉さんみたいなワンフレーズポリティックスの得意な人には便利な仕組みだったんだと思います。

総理にこうして話を聞ける場が多いのは、私も悪いとは思わないのですが、最近のように、言葉の端々を切り取って断片的に報じると、かえって普天間問題のように、物事を混乱させる原因を作っているようにも見え、またあの形態も、煽られるみたいで落ち着いて話せないような環境だし、私も「ぶら下がり」というものには疑問です。

週一か週二くらいで、記者クラブ主催で総理会見を開くという訳にはいかないんですかね。官房長官は毎日会見するんだから。

昨今のメディアの報道は、何にでも、考える前にすぐに反応する、パブロフの犬みたいです。
総理の会見も一週間の事柄を週末にまとめて聞くくらいでいいのじゃないでしょうか。その方がメディアの方も条件反射みたいな質問にならず、問題の本質を一度じっくり考えて、いい質問ができるんじゃないかと思います。

中には、こうした頻繁なメディアへの露出を利用する政治家もいるし、今主流となっている、取材対象者の言葉を一言切り取って使うスタイル(「音」を使うと言いますが)も、もう少し引いた目線で見た方がいいかなと思います。

これから過熱すると思われる代表選についての報道。見る側も一歩引いた目線で見たいものです。