冬空のような私の心には一本の花が植えられてる。
ずっと咲くことなく、枯草のように。
ずっと咲くことなく、枯草のように。
その花は私の支え。しばらく連絡が途絶えたが数日前に連絡がきた。
花は苦しんでいた。
花はもがいていた。...
花は追い込まれていた。
昨日、電話で話をしていたら泣き出してしまった。
「今からそっちに行くから!」
花は「うん。」と返事をした。
電車に飛び乗り、何が起きたか考える。
花は「うん。」と返事をした。
電車に飛び乗り、何が起きたか考える。
花は元同僚の子
辞めて以前勤めていた会社に戻り、パワハラを受けている。
何度か相談を受けていたが・・・
程なく駅に着き、再会した花は今にも泣きそうだった。
私は強く抱きしめ、頭を撫で「もう大丈夫だからね」そう声をかけた。
寒い駅のコンコース、人目は気にしなかった。
いや、関係無い。
暖かな部屋に移動し、花の話を聞いてあげる
私まで泣きそうなくらい痛めつけられていた。
私は花を両手で抱きしめ聞いている。。
泣きじゃくった
涙がもう出ないかと思うくらいに
わんわん泣いた
大丈夫、私がいるよ!
一人じゃないよ!
私がついているから、そんな会社はやめちゃえ!
私が面倒を見るから!安心しなさい!
そうも花に声をかけた。
その時、枯れ草のような花は安心したのか小さなピンクの蕾を出した。
良かった!
私は蕾に話した 「○○を絶対守る!」
蕾は小さくうなずき「うん」と返事をした。
少し落ち着いた蕾はは泣きやみ、ちょっとだけ安堵の色を見せる。
さらに私は蕾に言葉をかけた。 「○○を愛していいですか?」
ピンクの蕾は戸惑いながらも一瞬赤くなったが「そんなこと言われた事が無い・・・」
さらに「こんな私で良いの?」
当たり前だ、ずっと私の心に居たのだから。
以前会った時も私は言った。「○○が大好きだ!」
そして、小さく蕾はうなずいたように見えた。
私は蕾の柔かな口にキスをした。蕾も優しくこたえた。
そして、小さく蕾はうなずいたように見えた。
私は蕾の柔かな口にキスをした。蕾も優しくこたえた。
強く抱き、優しく撫でる。
しかし時間と言う残酷な仕打ちに二人は帰らなくてはいけない。
しかし時間と言う残酷な仕打ちに二人は帰らなくてはいけない。
お互い仕事だ。
永遠の時が欲しいのは皆同じだろう。私も蕾も同じだった。
別れは惜しいが・・・
蕾に別れのキスをし駅に戻り別れ家路につく。
タクシーの窓からさみしそうな蕾が見えたが、ここは区切りをつけないと
遠くはない、近いんだから時間があれば会える距離
土曜はお互い仕事は休み
じっくり話そう
ゆっくりしよう
二人で過ごそう
そう誓いながらタクシーは走り始めた。
私は誓った、本当にお前を愛していると。
続