宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

悲しい一日

2006-02-09 23:03:15 | 日記・エッセイ・コラム
 一昨日の午後から高熱が出て、昨日の朝の検査でA型インフルエンザと診断されて一日が明けた。昨日からは自分だけでなく妻もダウンしてしまい、快方に向かった息子は実家に預けることにした。

 自分の体の方はタミフルの効能で体温は一気に平熱に。週末は重要な展示会とあって、無理を承知で仕事に臨むことにした。が、こんな日の朝にニュースで、息子と同年代の子どもの虐待事件が相次いで報道されるのを聞くと何とも辛い気持ちになってしまった。

 辛い気持ちになったところに、さらに信じがたい訃報を知り、辛さはもうどうしようもなく悲しくなってしまった。

 伊福部昭先生が亡くなられた。

 自分の祖父母と同じ年代の方なので、お体のことは心配ではあったが…。幼児期に見た東宝特撮映画で刷り込まれた伊福部メロディは、大学時代にゴジラ復活と共に覚醒し、今に至るまで自分にとって最も欠かすことができない音楽の一つである。

 伊福部先生、幼かった自分に映画を通じて本当の音楽を聞かせてくださり、本当にありがとうございました。自分の息子も先生の曲を覚えつつあります。これからも先生の曲を親子で聞き続けていきます。どうか安らかにお休みください。

 悲しい気持ちで過ごした一日に、いいことなんてある訳が無い。夕方、仕事中にあわや、というミスを犯してしまった。幸い他人を巻き込む事は無かったが、一層落ち込んでしまった。

 本厄はまだ続いているのか…。