宙場館

市町村文化圏に住む、あるしがないアマチュア楽隊人の日々

管理と構造

2006-08-15 13:41:31 | アート・文化
 今朝、何気なく見ていたTVで知ったのだが、こんな事故が起こったそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060814-00000010-nnp-l44

 施錠忘れ、という点では言うまでも無く管理上の問題がある。とかくこういうときは「マニュアル マニュアル」というお題目が唱えられるが、それ以前の問題である。管理体制の甘さがまた出てくると思うが、今後の動向に注意したい。

 しかし、今回は管理体制だけでなく、ホールの構造にも問題がある。客席を収納したらドアを開ければ奈落、とは恐ろしい。そんな構造を許したという点でも、行政がこの施設の建設にあたり、どのような姿勢を持ってきたかを検証して頂きたい。もし、建設費カットや設計のわがままでこのような構造が取られていたとしたら、最後の判を押した者の責は二重に問われるべきである。

 自分がかつて小屋守をしていたホールも客席の傾斜が急なため、通常の施錠はもちろん、足下灯の球切れにはいつも注意していた。電球のメーカーHPで耐用時間を調べ、消費量予測をして予算を取ったところ、3年の任期が終わった段階でほぼ予測通りの数を交換していた。

 しかし先日、楽隊の練習でそのホールを使った夜、足下灯を見ると3個が切れていた。昼は貸館で使用し、明日もホールの自主事業があるはずなのに…と思いつつ、何気に使用日報に球切れの連絡を書くしか術が無い元小屋守であった。


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