赤留山の日の出

日頃思った事、感じた事を書いてます。

生家のこと

2006-10-01 00:43:50 | Weblog
この前生家のことを書いていて思い出したことがある。
生家は、とある小さな片田舎の曹洞宗の末寺である。
お寺といっても、一度火事で焼失しているので普通の民家と
同じ萱葺きのつくりではある。

子供の頃見たお葬式のこと、、、。
その当時は皆土葬であった。
檀家の家でお葬式があり、そのあとお寺のそばにあるお墓に
埋葬する事になっていた。
その時たまたま私一人生家にいて、障子の穴から覗き見をしていた。
お葬式が終わって、行列がお寺の庭に来て、
なにやらお棺を先頭に(左回りだと思ったが)回り始めた。
初めてその光景を見たので、非常に驚いたというか、緊張のあまり
じっと動けずにいた。

「人が死ぬと、ああやって執り行われていくんだなあー」と
すごく重く受け止めたのを覚えている。

今は田舎も、火葬になっているのでこの光景は見れなくなって
しまったが、、、。
人の死と言うもの受け止め方が違ってきているのかなーとも想う。

コメント
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