今日で還暦をむかえました。まあ、山あり谷ありの人生でしたが、人との出会い出来事との出会いから多くのことを学び現在の自分があると感謝しております。智識ではなく体験を通しての学びは大変大きく、まだまだ足りないところは多々ありますが、苦難が多くのことを教えてくれました。
私の尊敬する勝海舟は77歳まで生きますが、60歳のときは明治15年で、すでに幕末からの友、西郷隆盛を亡くし、幕末の志士たちもほとんど亡くなって寂しい時期でありました。しかし、勝海舟は老いても口だけは達者で、勝海舟にしてみれば若輩の明治の元勲、伊藤博文や山県有朋などには痛烈な批判をしていました。勝海舟の辛口は庶民の苦しみを代弁したようなもので、常に困っている人やわい立場の人に目を向ける勝海舟の姿勢は現代人も大いに学ぶべきところがあります。勝海舟に学び、困っている人に寄り添い分かち合いながらあらたな人生を歩んで生きたいと思います。