「政治は、理窟ばかりで行くものではない。実地に就いて、人情や世態をよくよく観察し、その事情に精通しなければ駄目だ。下手な政論を聞くよりも、無学文盲の徒を相手に話す方が大いにましだ。文盲な徒の話は、純粋無垢で、しかもその中に人世の一大道理がこもつて居るよ」(勝海舟「氷川清話」より)
どうも今の政治は人情や世態に目が向かず権力者に目が向いているようです。形ばかりに視察では本当に人情や世態は観察できないでしょう。もっと自らが実地に就いて民の中に入っていかなければなりません。
「政治は、理窟ばかりで行くものではない。実地に就いて、人情や世態をよくよく観察し、その事情に精通しなければ駄目だ。下手な政論を聞くよりも、無学文盲の徒を相手に話す方が大いにましだ。文盲な徒の話は、純粋無垢で、しかもその中に人世の一大道理がこもつて居るよ」(勝海舟「氷川清話」より)
どうも今の政治は人情や世態に目が向かず権力者に目が向いているようです。形ばかりに視察では本当に人情や世態は観察できないでしょう。もっと自らが実地に就いて民の中に入っていかなければなりません。
「世の中に不足といふものや、不平といふものが始終絶えぬのは、一概にわるくもないよ。定見深睡といふ諺がある。これは西洋の翻訳語だが、人間は、とにかく今日の是は、明日の非、明日の非は明後日の是といふ風に、一時も休まず進歩すべきものだ。いやしくもこれで沢山といふ考へでも起つたらそれはいはゆる深睡で、進歩といふことは、忽ち止まると戒めたのだ」(勝海舟「氷川清話」より)
コロナ渦中で人に会うことも出来ず遠くへ行くことも出来ず、世間では不平不満が漂っています。本当に今の時期は歴史でいう崩壊期なのか不安がつのり不足がちです。さて、こんな時、勝海舟だったらどうするでしょうか。この勝海舟の言葉通り不足不平も悪くないと気にせず前を向いて歩いていくでしょう。歴史には崩壊の後に必ず新しい建設の時代がやってきました。今の崩壊の時代にしっかりと足をすえて前を向いて歩いていけば必ず明るい未来はやってくるでしょう。
今日は渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェをオンラインで行いました。毎回少人数ながらがん患者さんと共に身近な出来事からお互いの語り合いの中から良い気付きをもらっています。今日も歴史と哲学の話からコロナ渦中でどう生きるか、またこの時代にどう対応するのか参加者それぞれが感じていることを語らいあいました。正に歴史と人生を語る渋沢栄一記念王子がん哲学外来メディカルカフェです。毎月1回第4日曜日午後に行っています。来月は10月24日(日)午後1時30分からです。
天璋院篤姫と勝海舟ーこの二人の仲が面白いです。年の差は天璋院篤姫が1835年生まれで勝海舟は1823年生まれですからちょうど一回りの差があります。時代は幕末動乱。出身は天璋院篤姫が薩摩、勝海舟が江戸ですから遠く離れ、篤姫が徳川13代将軍家定に嫁ぎ正室になったころは海舟は無役の御家人ー同じ徳川家にいると言っても正室は御台所とよばれ江戸城ではナンバーツー、江戸城から出ることも少なく出てもお籠の人、一方の海舟は直参とはいえ無役ですから江戸城にも入れません。その二人が明治に入るとお芝居を一緒に見たりお食事も外で共にしたりずいぶんと仲が良かったのです。二人が初めて出会ったのは諸説ありここでは書きませんが、時代が幕末、徳川将軍家が崩壊の危機にあり二人が徳川家存続のために奔走してお互いがその存在を知り出会ったということでしょう。この二人は面白いことに事の大小はありますが、危機に逃げずにそこに身を置き前向きに生きたということと、己の保身にとらわれず常に国に暮らす民のことを第一に争いごとを回避してきたことでしょう。その二人の考え方生き方が明治に入り二人を結び解けたのだと思います。
HPVワクチン東京訴訟支援ネットワークではHPV(子宮頸がん)ワクチン副反応被害者のために会議を重ねながら運動を進めています。今年はオンライン開催が多くなりましたが厚生労働省から地方自治体に配布されているHPVワクチンリーフレットについて地方自治体議員向けに勉強会を3回開催しました。地方自治体議員のネットワークも広がり毎月の例会などにも参加してもらい支援者との交流も深めています。今現在、HPVワクチンの積極的勧奨再開の動きもあり被害者にとっては被害実態も知らされず再開しようという動きに心を痛めています。こうした動きにもHPVワクチン東京訴訟支援ネットワークでは新たな活動を進めていく予定です。被害者に寄り添い活動を進めていきます。