今の国会は正に亡国ー田中正造を想う

「民を殺すは国家を殺すなり、法をないがしろにするは国家をないがしろにするなり、皆自ら国を毀つなり、財用をみだり民を殺し法を乱してしかして亡びざるの国なし、これを如何」（田中正造）

田中正造の国会質問のいう亡国は、正に今の国会のことであると思わざるを得ません。民の声を聞かず数の力で国会を動かすことは、民を殺すことであり、正に亡国でしょう。

今の国会で民意は反映するのでしょうか

衆議院選挙が終わり野党のゴタゴタが続く中、臨時国会は数日で閉めてしまうとのことです。野党の質問時間も少なく変えてしまおうとのこと、勝ったものの力の横暴で本当に民意は反映されるのでしょうか。薬害やがん等の活動に関わる中で、生活に苦しむ庶民は増えているのを感じる日々、益々こういった弱い立場の人々の声が拾い上げられずに、社会からも他人事のように消されようとしています。政治とは多くの数を取った力の政治ではなく、数にも反映されない弱い立場の困っている人々の声を聞き、生きにくい社会から生きやすい社会に変えていくことが本来の政治であると思います。庶民の生活からかけ離れている今の政治に危機感を感じている今この頃です。

馬鹿正直の手習いー幕末三舟

馬鹿正直とか至誠一貫という言葉は現代には死語になってしまったのでしょうか。この世の中は「正直者は馬鹿を見る」というか自分自身の保身にばかりに走り、すべてが他人事のようになっているように感じます。他人と比較して自分の評価を高める、世間体を気にする姿勢が多くみられます。
幕末三舟ー勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟はどうだったのでしようか。庶民を苦しめる戦争をこのまず平和裏に江戸城無血開城を果たし明治にはいってそれぞれの生き方をした幕末三舟。明治１５年の論功行賞として明治政府が官位叙勲を選定した時、三人とも対応は違いましたが、三人とも叙勲は好みませんでした。そういうものは欲しくてするものではないと。明治維新の功労者は己の保身にあるのではなく庶民のため人様の為に行ったもので当たり前の事と馬鹿正直に至誠一貫、明治をそれぞれの生き方で生きたのです。

医療問題弁護団40周年記念シンポジウム

本日は霞が関のイイノホールにおいて医療問題弁護団40周年記念シンポジウムに参加してきました。2部構成で行われ1部では医療問題弁護団の弁護士より医療に巣くう病根を医師と患者の関係や保険診療、医師の育成や教、医師、医療従事者の診療環境、労働条件など医療現場の現代的課題を報告し、第2部では医療問題弁護団弁護士と医師、医療事故被害者、ジャーナリスト等によるシンポジウムが行われました。患者と医師、医療従事者とのコミュニケーションの問題や医療従事者の医療環境など様々な問題が指摘されました。高齢化に伴う医療環境の変化は医療だけでなく介護の分野にもおよび医療・介護従事者のコミュニケーションも考えていかなければならないと感じました。

薬害被害者の生の声が厚生労働省に響くー全薬会議

本日は製薬企業労働者の集まりである全薬会議の厚生労働省交渉に参加してきました。全薬会議ではよい薬を作ることを念頭に製薬企業の労働者が集まって厚生労働省や製薬企業、医療機関などに交渉活動を継続しています。薬害問題にも積極的に関わり、私もずいぶん前から薬害被害者の支援活動に関わっている関係から全薬会議とも交流させていただいております。本日は薬害肝炎被害者やHPVワクチン被害者も一緒に参加して薬害問題の厚生労働省交渉を行いました。当事者の生の声は非常に重く厚生労働省の職員に響き渡りました。これからも薬害被害者の生の声を大切に活動を続けていきます。