今日は患者会の保険相談会でお話しさせていただきました。患者さんにとって生命保険は入りにくいけれども家族のことを考えると入っておきたいと思うのは当然のことです。しかしどうせ入れないからとあきらめている患者さんが多いのも現実です。保険の専門家にとって保険の説明をするのは当然のことながら、患者さんというより不安の抱えている人に安心してお話しが出来る場所を提供することも大切です。私は普段から難病患者さんなどのボランティア活動に関わり病気ごとの治療や生活面でも難しさをある程度認識しているので保険の知識だけではなく生活面での不安に対して寄り添う保険相談を心掛けております。また患者さんの保険相談をさせていただく中で様々な不安に気づかされることが多くあり日々勉強させていただく毎日です。
なかなか世の中そううまく事が運ぶわけではないけれど、壁にぶつかると私はすぐに勝海舟の本を手に取ります。買い漁ったかつかい本は、勝海舟の業績をほめる本から批判する本まで様々です。壁にぶち当たったときに勝海舟を批判する本が出ると、批判したくなるのが普通かもしれませんが、そこはちょっと待ってと何かあるなと読み返すと新しい気づきがあります。確かに勝海舟の書物は晩年に書いた本が多く年を取った勝海舟は物忘れとホラ吹きが重なり過去の事実が違っている部分が多くあります。そこを批判する本もあり、自分が壁にぶち当たって居るときに読むと感情的になるのですが、ちょっと勝海舟の物忘れとホラ吹きに乗っかってみると勝海舟の生き方を見ることが出来ます。人物はやはり一生涯を見なければ理解できません。結論はやるしかないということですね。
行政の対応の遅れから被害を拡大させてしまった薬害エイズ。薬害エイズの裁判和解から22年。当時の厚生省はその反省から1999年8月24日本省前庭に「誓いの碑」を建立しました。2000年から毎年8月24日に薬害根絶デーとしてスモン、サリドマイド、エイズなどの薬害被害者が被害の悲惨さと薬害防止を訴えてきました。残念ながらその後も薬害は繰り返されています。今またHPVワクチン被害が起きています。薬害エイズの教訓は生かされているのかー薬害エイズを考える山の手の会は22年間社会の中で問い続けてきました。今年もHPVワクチン被害を取り上げながら活動を続けます。
薬害エイズを考える山の手の会
日時:5月17日(木)19時~21時
場所:東京ボランティア市民活動センター会議室C
薬害エイズを考える山の手の会
日時:5月17日(木)19時~21時
場所:東京ボランティア市民活動センター会議室C
今年は明治維新から150年ということで明治維新150年の本がずいぶんと出て私も買って読んでいます。あれから150年、様々な出来事がありました。新しい制度もできました。ではその制度、今当たり前のようにある制度ですが、150年後にあるでしょうか。たとえば内閣総理大臣ですが、150年前にはありませんでした。150年後にあるでしょうか。今国会でも内閣総理大臣の動向が注目されていますが、人間の歴史から見た時に人のための誠意ある行動のみが歴史に刻まれ、内閣総理大臣の地位や保身のみの行動は評価されません。150年先を見据えた人のための誠意ある政治を求めたいものです。
今日は飯田橋の東京ボランティア市民活動センターの会議室で薬害エイズを考える山の手の会の例会を行いました。少人数でしたが今後の活動について話し合いました。継続していくこと薬害問題を社会に伝えていくことの難しさを共有しながらも新しい企画を検討しました。夏のエイズフォーラムにおいてHPVワクチン被害を取り上げながら薬害エイズの教訓は生かされているのか検証する学習会を企画して進めることなどを確認しました。薬害エイズは難しい事件であったからこそ社会が動かし解決に導いたのであり、その教訓を学ぶことにより問題解決の糸口が見つかるのだと思います。地道に活動を続けていきます。